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原作漫画から始まりたい!けど~劇場版『THE FIRST SLAM DUNK』と劇場版『BLUE GIANT』は最高です! [■漫画原作のアニメ]

2022年12月から、2023年2月も終わろうとしている現在に至るまで
劇場版アニメーションをリピート鑑賞しております、ThomasPBです。

まずは、『THE FIRST SLAM DUNK』
https://slamdunk-movie.jp/

原作の絵柄と話のテンポが好きで、
週刊少年ジャンプ連載中にリアルタイムで読み、
リアルタイムで単行本全31巻を購入し
(弟も所有していたため、後に知り合いに差し上げ)、
テレビ版アニメーションは観たことがないまま
(人気があったり、主題歌がヒットしたりは知っています)、
今なぜ、でもやるなら観るのか迷っていました。
日ごろから観る可能性がある作品の販促情報は避けていましたが、
不穏な感じやテレビ版に思い入れのある方の
不満げなツイートが流れてきたので
(後に、なぜ不満が生じたのか知って納得しました。
販促情報のタイミングは慎重にしてほしいです)、
辛うじて目を逸らしたものの、躊躇したのです。



しかし、劇場で観た予告が良かったのです。
あの絵柄がそのまま動いていたり、
主題歌らしき曲が良かったり、期待できました。
そして、リアタイ読者、テレビ版に特には思い入れがないという似た立場の方が
「観たほうがいい!」と感想を述べているのをTwitterのタイムラインで拝見し、
敢えて復習せずに素でIMAX@池袋グランドシネマサンシャインに行きました。


何もかも素晴らしくて、素晴らしくて、鳥肌三昧。
目が潤むにとどまらず、泣きましたわ!
手に汗を握りまくり、息を吞み、端から端まで良かったのです!
もちろんリピーターになりましたよ!


原作の主人公”桜木花道”が勝手に呼び名をつけていくのが
凄く面白くて好きだったので、
その呼び名を使っていきます。


まさかの”りょーちん”(宮城リョータ)がメインの話だったとは!
あの、原作登場当初、目つき悪すぎの”りょーちん”、
幼いころは相応にかわいかった!
父と面倒見の良い兄ちゃんとの死別を経ていたとは。
鉛筆で描かれる
”りょーちん”から始まり、
”みっちー”(三井寿)、
”ゴリ”(赤木剛憲)、
”ルカワ”(流川楓)、
”花道”(桜木花道)と、
”りょーちん”が出会う順に
湘北高校バスケ部メンバーが描かれていくところに、
ゴッリゴリにカッコイイギターにチバユウスケさんの声が!
痺れて全身鳥肌でした!
あぁぁぁ掴みが完璧ですよ!
対戦相手は山王工業高校!!!



バスケットボールのシーンはもちろん、
合間に入るリョータの回想シーンや、
宮城家の兄ちゃん、母さんや妹のシーン、
絶妙なバランスで、素晴らしかったです。
各所で涙が止まらんかったです。
母さん、リョータも妹も頑張ってるよねぇ。
”りょーちん”って”花道”と馴染むのが早かったり、
度量が広いというか柔軟な性格の印象があったのですが、
兄ちゃんの影響を受けていたのね。
2回目鑑賞以降は、
毎度冒頭の兄弟の幼いころのシーンで目が潤みます。



静止していたシーンですが、
幼いリョータが兄ちゃんの遺品のバスケットボールの雑誌を見ながら、
プレイするシーンを想像するところ、
あの絵柄の躍動感が印象的で好きです。
山王戦で、まさに同じ抜き方をするシーンが出てきて泣けました。


沢北くんの神社のエピソード、
こういうエピソードの折り込みが好きすぎて、痺れました。


本編の締めが”りょーちん”の線画!!!
それがいい!
エンディングテーマ10-FEET『第ゼロ感』も素晴らしい!
オープニングテーマThe Birthday『LOVE ROCKETS』も、全部良い!


あまりに絶妙な匙加減の数々で完成しているので
エンドロール中も痺れも鳥肌も増えていきましたが、
とどめは、

「原作・脚本・監督 井上雄彦」

井上先生が全部担当されている!
そりゃそうですよね、そうですよねー!
この素晴らしさはそういうことですよねー!
これを知ってたら、迷いはなかったな!
情報を制限しすぎてちょいちょいこういうことがあるけど、
間違いなく、過去最大の無知による驚きでした。




原作を読み直さずに来ちゃったけど、
一気にいろいろ思い出しました!
映画には出てこないことも含め、思い出したことを少々。

「ゴリラダンク」の重量感と迫力を観られて最高だ!

安西先生のたぷたぷを動画で観られて最高だ!

”りょーちん”は”アヤちゃん”(彩子)が好きなのを
”花道”に見抜かれて仲良くなったんだよな~

”ルカワ”は”花道”の扱いがうまい。すごくうまい。

各世代や分野ごとに”みっちー”と呼ばれる著名人がいるけど、
私の中で”みっちー”は三井寿だな。

水戸洋平くん、高宮(望)くん、
大楠(雄二)くん、野間(忠一郎)くんが良いやつなんだよなぁ。

”花道”も”みっちー”も荒んではいたが、
両方とも、友達が彼ら思いなんだよなぁ。
二人とも根が優しい。
少年ジャンプ的とも言える。

”花道”のシュート合宿、バスケ部の勉強合宿があったなぁ。
”ゴリ”も”アヤちゃん”も、春子も勉強ができる子。

”メガネくん”(木暮公延)と”メガネ”(翔陽高校の花形)。

”メガネくん”のアップをIMAXの超デカスクリーンで観られて感無量。

私は湘北高校を除いたら、
”センドー”(陵南高校の仙道彰)が好きです!
映画では回想シーンで一瞬だけど出たね!

全キャラクターの声がぴったりでしたが、
”花道”の声の木村昴さん、特に好きでした。
言い方というか、間合いや呼吸がそのまんま。
後で原作を読み直したとき、
ちょいちょい木村昴さんの”花道”になりました。


あぁ、もう、溢れてきりがない。


こういう作品は成功してもらいたい!
実績が次につながることくらい、私も知っています。
とはいえ、キャラクターグッズには食指が伸びづらいゆえ、
パンフを買いました!
ムック本『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』も買いました!
The BirthdayマキシシングルCD『月夜の残響 ep.』も買いました!
10‐FEETアルバムCD『コリンズ』も買いましたよ!
手放した単行本、扉絵か、カラーページかで完全版と迷いましたが、
扉絵を選択し、新装再編版全20巻セット買いなおしましたよ!



おまけは三井の寿、「みいのことぶき」純米吟醸 +14大辛口
https://miinokotobuki.com/products/
会社の若者と『THE FIRST SLAM DUNK』の話で盛り上がっているとき、
Thomasさん、これ知ってます?って
”みっちー”背番号のラベル入りボトルの写真を見せられ、
おぉぉぅ、私は日本酒大好きですよ、何何何これ!?と
興味津々の私に、井上先生と酒造との関係を含め親切に教えてくれました。

速攻取り寄せ、いただきまして、非常に好みの端麗辛口、すっかりファンです。


興行収入100億円突破、おめでとうございます!
IMAXでの上映は終わっていますが、
継続上映中のDolby Atmosで観ます!



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もうひと作品、絶賛リピート中!なのは、
『BLUE GIANT』
https://bluegiant-movie.jp


前から原作漫画を読みたくて読みたくて、
でも時間が作れなくて、
劇場版アニメーションの公開が始まってしまいました。
もう、リーチ順で行く!
観に行くぞ!と
TOHOシネマズのDolby Atmosで鑑賞しました。


相変わらず情報を摂取せずに行き、
人物の中の人が凄い! 演奏も中の人が凄い!!!!
劇伴というか、オリジナル作品が凄い!



オリジナル曲の数々は上原ひろみさん!
そりゃあ、すばらしいですよ!


もちろん、
速攻でパンフレット、
原作10巻(『BLUE GIANT SUPREME』以降は追って)、
オリジナル・サウンドトラック
を購入しました。
SHM-CDのフォーマットです。
アナログも気になるのですが、どうしましょうねぇ。


映画は始終素晴らしすぎて、
涙が止まらなくなる、がっつり目が腫れました。
音の力、音楽の力、すごい。
リピーターでございます。



音楽以外の手段だけで音楽を表現する場合、
漫画の『のだめカンタービレ』や、
同じく漫画の『坂道のアポロン』のように、
クラシックやスタンダードナンバーを演奏するのがメインの設定なら
音楽部分を補完しやすいです。



『BLUE GIANT』のように、
音を出すところから始まり、
オリジナル楽曲を演奏する設定だと、
補完が難しい場面があります。
私はJAZZも好きで、日常的に聞いています。
コロナ前なら、
Kamasi Washingtonや
Ezra Collectiveのライブに行ったりします。
世界観が演奏者個人に依る音楽形態だけに、
アニメーションで音や音楽とともに形になると、
とてもありがたいのです。
たとえ想像していたのと異なっても、
JAZZってそういうもので、それが面白いと思っています。




私自身が会社で若者をカバーをする立場にいるだけに、
ジャズバーTakeTwoのアキコさん、
SO BLUEの平さん、
宮本大くんのサックスの先生と思われる方、

この方々の、若者への大人としての視点や態度や振る舞いに、
共感もありますが、学ぶところも多かったです。
みなさん人格者過ぎて、なかなかあのようにはなれません。



”大”も、”雪祈”も、”玉田”もみんないい子で、
この三人だから!のバランスがとてもよかったです。



”玉田”くん、
元高校県内ベスト8のサッカー部員、
おそらくW大学と思われる学校に一般入試で合格、
整理整頓された部屋、
台所もきれい、洗濯物もきれいに干す、
おそらく規則正しく生活できるから通学している、
サッカーサークルでのふるまいや引き際の見極め、
”大”の居候を許容する、
加えて、テンポを崩すことなく空き缶を叩ける、です。
ド素人から始まるけれども、
この子はどんな分野でも自力で頑張って伸びる子では?と
期待できる要素が満載でしたね。
成長を見ていると言った観客の気持ち、
平さんが好感が持てると評した気持ちが凄くわかります。
なぜ”大”がわざわざ厳しい評価を口にしないのか、も。
”雪祈”が期待していないと思いながら見守っているのか、も。



あらためて『BLUE GIANT』の原作を読んでから、
映画館に行こうと思います。




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ここ暫くずぅぅぅっと漫画を読む時間がとれていません。
『宇宙兄弟』『三月のライオン』
単行本で並走できているくらいです。

以前から気になっていた作品がアニメーションになる!と、
原作に先行してアニメーションに触れることになります。
接触するハードルが、アニメーションのほうが低いのです。
完全に個人的な環境の都合です。
仕事で散々資料を読んで、更に「読む」作業がしんどいのと、
買うなら紙版のため、ものを増やすのを躊躇するのと、
各種配信サービスの充実でリーチしやすさの差が原因です。

この状態、不本意ではありますが、
時間と体力が確保しにくい立場では納得するしかありません。
リーチした順で楽しむしかない!
アニメーションを楽しめたのなら、単行本を購入する、
『ゴールデンカムイ』、『鬼滅の刃』、
『呪術廻戦』、『はたらく細胞』など、
現在はこの順番が多いです。


でーもーなー、
これだとアニメ化していない作品に触れられない。
宜しくない、宜しくないのですよ!
近所の書店に並ぶ単行本の数々、漫画を読みたい。
2023年は漫画をたくさん読めるよう、
意識的に改善していこうと思います。






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