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たまにはtweet的に。2023年12月29日夜 [■マシン・ツール]

職場の立場的に本日2023年12月29日が仕事納め。
人少ないオフィス、
世間は大概前日が仕事納めゆえに外線電話も入らず、
集中して仕事を進め、
とはいえマルチタスクが日常なので、
空いた領域で帰ったら真っ先に手を付けることの計画を立てる。



諸事情あり、ある動画をどうしても観たくなった。
もとはVHSとLDで販売された作品。
配信は期待できないけれど、DVDくらいにはなっていないか?と探すも、無し。
意を決してバックアップで購入したLDで観よう!と。
わが人生初のLD再生!それが今晩真っ先にやることだ。



いうまでもなく、
それを実行するにあたって、すべてを奥の方から引っ張り出す必要がある。
浅いところに保管していない。
どこにあるかは覚えているから大丈夫だと、思う・・・?
物凄いエネルギーを使う作業だけれど、
集中して仕事をした勢いのせいか、
実行するぜ!という気持ちは揺らぎそうにない。



その作品はVHSとLD両方購入していた。
VHSは観る用。
当時はLD再生機を持っていなかった。
そこまでお金がなかったからね。
どうしても、これだけは!とバックアップだったのだ。
今回目当ての作品以外で持っているLDは10枚程度だと思う。
その内の半分以上は無事にBlu-rayになっている。
ジャケットが大きいから保存しているようなもの。



なお、VHSは伸びるのを防ぐために、
コピーを作ってコピーの方を再生しまくっていた。
当時の自分、なんか健気だな・・・
現代の環境の人視点ではただのヤバイ人にしか見えないことはわかっている!
わかっているんだ・・・



カセットテープも、
EPも、
LPも、
CDも、
MDも、
VHSも、
S-VHSも、
LDも
HDDも、
DVDも、
Blu-rayも、
4k Blu-rayもあるよ!
ソフトも、ハードもね!
もちろんケーブルもケースいっぱいにあるぜ!
メディアの形式やプラットフォームに翻弄されまくった世代あるあるじゃ!



実行にあたり重要な問題が3点ある。
1.LDの素材の樹脂は20~30年しか持たない。
製造=購入してから限界年数を超えている。
2.再生機については、
すでに生産を終了してから慌てて中古のものを格安で購入した。
一度も起動していない。
3.現代の液晶テレビの入力端子がどこまで対応可能なのか。
さぁ、果たして作品を観られるのか?



再生機を見つけ出し・・・電源は入った!
ケーブルを・・・アナログケーブルが辛うじて刺さった!
LDは・・・あぁぁぁ、縁が劣化して溶けかけて内袋にくっついて出せない!!!!!
あぁぁぁバックアップとは、バックアップとは・・・
さすがに呻きながら内袋を割いて慎重に剥がした。
縁がとろけたLDを手に泣きそうになった。



しかし、ダメ元じゃ!とトレイを開ける。
再生機のイラスト入り注意書き「傷んだディスクを再生させないで!」なんて
一瞥して無視。
さぁ、再生!
かたかたかたかたかたかたかた・・・
LD再生時の駆動音ではないヤバイ騒音がうるさい~!!!
しかもどんどん大きくなる。
断末魔かい?
でも再生できてる!
良かったぁぁぁぁぁ!(涙涙涙)



しかし、再生から50分経過したあたりから、
再生されている作品の画像や音が少し乱れてきた。
とろけたLD、再生さえ止まらなければ御の字だ!十分だよ!と
片面1時間を作品に集中しつつ、再生を応援する。
・・・片面終了まで再生しきって裏面に移ったぁぁぁ!
両面、再生した。
途中、瞬間飛ぶところも何回かあったけど、十分でしょ。
すごい、デジタルなのにアナログ感覚が残るこの感じは一体・・・



大切な作品はDVDやHDDに移植しても
VHSがあるなら残した方がいいという判断をしてきた。
バックアップはLDではなく、VHSの方なんだなと改めて思い知らされた。
LDすごい!
VHSすごい!
ま、形あるものは、いつか無くなるんでね。
早いか遅いかだ。
できる限り長く保持するよう工夫したりして頑張るよ。
本音は、私が力尽きる前にリマスターしてBlu-rayで販売してくれぇぇぇ!










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