手ぶらで歩こう。～2006年春の海計画。～

以前、雑誌（タイトル失念）に掲載されたエッセイ（著者名失念）、

普段、出かけるときは、用もないのに鞄やそれに順ずるものを携える癖がある。
何かあったらいけないという不安が根源にある癖かもしれない。
一度勇気を振り絞り、小銭要れと免許証をポケットに入れただけで出かけてみた。
案外、爽快だった。

・・・こんな内容の物を読んだことがある。

確かに、鞄やそれに順ずるものは、
持ち歩く必要がないときでも、持って出かけたくなる。
ほとんど会社に行く日々、
つまり、鞄を持って歩くのがほぼ日常だから、
癖というよりも、システムになっているのは否めない。
なので、手ぶらだと、空いてしまった手のやりどころがないんだろう。
鞄やそれに順ずるものがなければ、
私の場合、上着のポケットに手を突っ込んでしまう。
子供の頃、よく親に「ポケットに手を突っ込んで歩くな！」って注意されたのになぁ。
止められないなぁ。

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「らくがき」したいっ！ノートの片隅にね♪

私､「落書き・落描き」欠乏症なんだよ。

「落書き・落描き」って言っても､
人様のお家の塀や､陸橋下、道路などに書く無礼でえげつないヤツじゃなくて、
掲載されている人物写真にヒゲを書くことでもなくて、
ノートの片隅に自由に書くやつのこと。
あくまで自分の所有物に､手が暇な時に描いちゃう､
小さなイラスト手前のもの｡

いつだったか､『ほぼ日刊イトイ新聞』のなかで、
主宰者のイトイさん（糸井重里氏）が、

「PCを使うようになってから、落書きしなくなった～」

っぽいことを仰っていた（正確な引用じゃなくてスミマセン）。

確かに､本当に「落書き・落描き」をしなくなったねぇ｡
ノートは実用的なメモしかなくて､読み返してもつまんないよ。
最近は､会議の議事録も編集が面倒だから､PCでメモってるしなぁ。

PCも要因だけど、携帯電話のせいでもあるよね｡
携帯電話は軽いので､普通にほかの事をしちゃうね｡
PC操作が多いかなぁ。
って、「落書き・落描き」する暇ないね、これじゃぁ。
固定電話だと､電話から離れられないし、
コードレスも子機は重くて、
電話を頬と肩にはさんだまま他の作業は難しかった。
結局、手元のメモ帳になんか色々と描いてたよなぁ｡

学生時代､他人にノートを見せたくなかったのは、
そこらじゅうに「落書き・落描き」があったせいだったりする。
しかも、大抵、絵の練習で、
手や指のデッサンをすることが多かった。
これ、傍から見たら､絶対に気持ち悪いよね。
それくらいの自覚はあったので､ノートは、まず他人に貸さなかった｡
気心知り合いまくった人にだけ見せた｡

すると、「落書き・落描き」好きな人は､
新たな絵やコメントを加えてきたり､
別紙に書いた絵を挟んで返してきたり。
おもろかったね！
アホだね～！
みんな大好きだ～！

何年か前に、
NONA REEVES(ノーナリーヴス：Vo,G+Key,Dの3人組のバンド)のライブで､
ヴォーカルでDJで、素敵なクリエイターの西寺郷太くんが
デザインしたグッズについて､

「学生時代に描いた落書きをモチーフに作りました！」

なんて、落描きが、作品に昇華し、グッズになるまでを
軽く紹介をしていたけど､
それを聞きながら、ワクワクした。

本当はこのブログにも、
「落描き」イラストをたくさん載せるつもりなんだ！
しかし、「落描き」する時間がなかったり､
スキャナの調子が悪かったり､
うまくいかんのよ。
くやしい、もどかしい、なんとかしてやる～！

皆様には､もう少々お待ちいただきたい。

ビバ､「落書き・落描き」天国！ただし、ノートの片隅限定。