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(仮)スバラシイおんがくのはなし その6 [■ 音楽 Music,Sounds]

オリジナルも素晴らしいけど、
作者の経験値で変化を遂げたようなアレンジがスバラシイ作品の代表、


HASYMO 『以心電信』
Smile Together Project Specila Live 2007
2007年5月19日 パシフィコ横浜 国立大ホールバージョン



”HASYMO”は
細野晴臣さん、
高橋幸宏さん、
坂本龍一さんで構成されたバンド
で、
Human Audio Spongeの”HAS”
Yellow Magic Orchestraの”YMO”が組み合わさってできた名前です。

オリジナルは
Yellow Magic Orchestra『以心電心』で、
作詞は細野晴臣さん、Peter Barakanさん、
作曲は坂本龍一さん、高橋幸宏さん

誰もが耳にしたことがある名曲です。





キリンビールのCMで流れた『RYDEEN 79/07』
高橋幸宏さん作曲の超有名曲ですが。
細野さんのベースのグルーヴ、
幸宏さんのタイトなドラムに
坂本さんのトイピアノのメロディーが乗る、
ステキなアレンジでした。
1979年に生まれて世界中を席巻した作品が、
2007年こんな形で甦るとは!と
ニヤニヤしました。



まさに、こんな系統のアレンジの
HASYMO 『以心電信』
Smile Together Project Specila Live 2007
2007年5月19日 パシフィコ横浜 国立大ホールバージョン




ライブの1曲目に披露され、、
2007年だからこその仕上がりたるやオリジナルに匹敵する感動がありました。



歌詞も変わって(省かれて)いるものの、

See how the world goes round
You've got to help yourself
See how the world goes round
Then you'll help someone else


と、

And you may help me

この至言はいつ聴いても沁みて活力になります。
感情に振り回されると肩に力が入りすぎて視野や思考が固くなっちゃうから、
喜びも、怒りも、哀しみもちょっとだけ置いて
ゆったりと世界を見渡してみると立て直しやすくなるというか、
感情は否定しないで、
出す場や出し方を調整できるくらい力を抜いておきたいなぁと。
そう素直に思えるような良いアレンジなんですよ!



ライブ自体、小児がん治療にかかわる家族への
チャリティイベントだったことも大きかったのだと思いますが、
心地いい音の音楽が満ちていく感じがたまりませんでした。



一部分がNHKで放送されたり、全曲収録されたDVDも出ました。

プレミアム10 「YMOからHASへ 高橋幸宏+坂本龍一+細野晴臣 音楽の旅」

アナログ総合 2007年07月06日(金) 午後10:00 ? 午後10:59
https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A200707062200001300100


録画もDVDも持っていますが、再放送してほしいですよー。




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私はYMOリアルタイムで楽しんだ世代ではなく、
大学生時代にYMOリアタイ先輩から教えを授かり、
あっさりとファンになった者です。


YMO御三方ともそれぞれ独立した音楽家で、
YMOで括らなければ、
私にとって、お三方の中で
最も多くの音楽・音を聴いているのは、細野さん(の作品)、
最も多くのライブで観ているのは幸宏さん、
最も無意識に聴いてしまっているのは、坂本さん
・・・ということになります。


とはいえ、御三方が揃うと絶対に面白いことが起こると期待してしまうのも事実。


細野さんと幸宏さんが”Sketch Show ”を始めたので、
友達とライブにも行ったのですが、
ゲストで坂本さんが出てきた時の高揚感は抑えられませんでした!
会場にものすごい一体感が生まれて、
みんな同じ気持ちだった!当然かー!と面白かったです。



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先述の2007年5月19日 パシフィコ横浜のライブへは友達と行ったのですが、
私の左隣の友人の、更に左隣に
YMOファンで有名なゲームクリエイターの飯野賢治さんがいらっしゃいました。

私はゲームのことはわからないものの、
飯野さんブログなどは楽しく拝見していたので嬉しかったのですが、
友人は気づいていないか、飯野さんを知らないか・・・、
普通にチケットを購入してこられているからプライベートだろうし・・・、
私はゴリゴリのファンとまでは言えないし・・・と
話しかけるのを控えてしまったのはもったいなかったなーと。



ライブは楽しく、
幸宏さんのYMO関連ライブでのMCが入るのは初と、
いつものように語り口は面白く、
「三人でお茶して」のくだりで、
想像した風景に動揺した私と友人が「お茶・・・」と
ユニゾンつぶやきを発したり。



YMOのファン以上の立場の高野寛さんが、
ライブのサポートメンバーとして同じステージでギターを弾いていたのですが、
アンコール時にYMOのツアーの時に着ていたシャツ(幸宏さんデザイン)姿で登場。
私と友人は、憧れのミュージシャンと同じステージで、
観客として見た衣装と同じものを着て演奏する心情はいかに・・・と
演奏と演奏の合間にあれこれ思いめぐらせた話をしてしまいました。




実は、このライブの後、個人的に面白いことが起こったのですが、
音楽ならではでもあり、
粋なことがお好きだったのでしょう、
こんなことも起こるのねーとちょっと変わった余韻を楽しみました。