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たまにはtweet的に。 2024年4月27日 [■ 科学系 Science]




満月が近づいたら思い出すんだ!の
小型月着陸実証機SLIMの再起動


2024年3月27日2度目の越夜後に通信ができたとき、
機体データから不調が観られる箇所が出てきているとのことだったの
ですが、(https://twitter.com/SLIM_JAXA/status/1773162369947996297


2024年4月23日、
小型月着陸実証機SLIMが3度目の越夜後にも通信ができたそうです!
https://twitter.com/SLIM_JAXA/status/1782956426752848056

主要機能は維持できているとのこと。
丈夫ですねー!
各所の劣化の度合いの違いなどの分析も行っていくとのこと。
今後の開発のためにも貴重な情報になりそうです。

小型月着陸実証機SLIM関連の情報発信
https://twitter.com/SLIM_JAXA)、
研究開発における考え方も垣間見えて面白いです。

その中で、異彩を放った内容のポストがありまして・・・
https://twitter.com/SLIM_JAXA/status/1775079938749796448

「管制室の天井には「月」という字が貼ってある」からの、
「神棚設置基準を遵守したもの」
日本ならではだなぁとしみじみする反面、
言葉遣いにちょっと笑ってしまいました。



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今日2024年4月27日は、
『宇宙兄弟』の小山宙哉先生による、
単行本表紙の着色生配信がありました!

凄い時代だなぁ!


【生配信】
質問に答えながら宇宙兄弟の新巻表紙を完成させます
Painting Space Brothers Vol.44 CoverIllust by author Chuya Koyama
https://www.youtube.com/watch?v=VdLUy3-JWnc



SLIM、太陽電池パネルによる充電成功、運用再開! [■ 科学系 Science]

2024年1月29日
SLIM、太陽電池パネルによる充電成功、運用再開!とのこと。
よかったぁぁぁぁ!


小型月着陸実証機SLIM
@SLIM_JAXA
https://twitter.com/SLIM_JAXA/status/1751742976253190226


月面機スリム、期待に応え復活 日照変化で太陽電池発電か
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20240129_n01/


2024年1月26日夜が満月、
以降、月の西側に太陽光が当たり、充電したということ。
1月25日の会見で「日没の2月1日までに運用再開を想定して準備」とは、
太陽光の当たる位置がさらに西へ進み、
着陸地点から外れる日だからですね。


エクストラサクセスまで達成できているのでは・・・
確定報告を期待します。



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遡って、
2024年1月25日のJAXAの記者会見は
にこやかに語られる喜ばしい報告の数々と、
同時に至らなかったことへの悔しさも語られ、
最後はベテランのライター 山根一眞さんの呼びかけによる
記者たちの拍手で締められました。
とても良い会見で、
前を向いていきたくなる、勇気づけられる内容でした。


小型月着陸実証機(SLIM)および小型プローブ(LEV)の月面着陸の結果・成果等 の記者会見
https://www.youtube.com/watch?v=U61i0wN01Uk


印象的なことなど。



坂井真一郎先生によるSLIMの着陸結果報告

着地は自律型、障害物検知と着陸位置の補正は正確だったけれど、
メインエンジン2本のうち、1本に異常があって、
本来の着陸角度から90度傾いて着陸したと。

マルチバンド分光カメラのスキャン撮像データを繋いだ画像と
シミュレーション画像が近かったと。

諸々の分析に1か月くらいかかると想定したけれど、
着陸の精度の高さが、分析の速さにつながったと。

本当に速いし、精度も高い。
成功・失敗という視点も重要なのですが、
事実どうなっているのかがわからないと、
成功・失敗のフェア判断はできないし、 こだわる意味がない
と思うのです。
把握できる体制が作れることで、
事実に対して正確な予測・対策が打てる、
この繰り返しが大切だと思っています。



大槻真嗣先生による「LEV-1」月面探査ローバの報告

2キロくらいの小型で、完全自律型、跳躍しながら探査するって、
想像すると可愛いぞ!

方位制御しUHF帯電波を地球に向けて発生させ、
事前に協力を仰いだアマチュア無線家の方が
地球での受信観測をに成功したとのこと。
人間を送る前にあらゆる調査と準備ができるってことですよ!



平野大地さんによる「LEV-2」”SORA-Q”報告

”SORA-Q”がSLIMを撮影した画像が公開されました!
パケットロスで画像にノイズが入ってしまったと。
でも、90度傾いて着地したこと、
太陽光パネルが西側を向いていることなど、
事実を正確に把握できたのが非常に重要だったと。

本当はもっと高精細な画像が取れるのだけれど、
データ送信のために圧縮してこの画像になったのが悔しいと。
大きなデータのやり取りができるようになりたいですね!
今回は静止画ですが、動画やLIVEも送信できたら・・・と
期待は尽きません。

”SORA-Q”は手のひらサイズの球体で、
地上で展開して車輪が表れ、転がるのです。
形は異なるけれど、
”Star Wars ”の”BB-8”を思い出してしまう可愛さ!



質疑応答

今回の成功の意義について、坂井先生のお話が良くてね・・・
これまでは安全なところに降りてきたけれど、
降りられないと思っていた場所に降りられた、
これはスポーツの記録更新がさらなる記録更新を誘発するように
行ける場所としての選択肢が広がって、
新しい探査に挑戦する人が出てくる
「新しい扉を開いた」のかもと。

別質問への回答で「”SLIMくん”に審査員特別賞」をと。
あぁ、やはり、擬人化しちゃいますよね!

プロジェクトメンバーへのねぎらい、
これまでかかわってきた方への感謝なども述べられました。


國中均所長は、
1本トラブって着陸が完全成功できなかった
500Nスラスタ(500ニュートンスラスタ)の原因究明をして
MMX(火星衛星探査計画)での使用に生かしたいと。
これですね。
https://www.ihi.co.jp/all_news/2020/aeroengine_space_defense/1196909_1607.html


登壇者全員笑顔が多く、
分析がうまくいっているのが伝わってきて安心しました。


最後の最後、山根一眞さんとは?・・・こういう話をすぐ見つけられるのが、
インターネットでつながる良いところですなぁ・・・

大貫剛

宇宙は広がるし、繋がっちゃうな! [■ 科学系 Science]




月への意図した道筋がついた夜
~小型月着陸実証機SLIM ピンポイント月着陸成功
https://sound.blog.ss-blog.jp/2024-01-21-1


の、続報から始まります。


2024年01月22日 15時03分
JAXA、「SLIM」から「たくさんのデータ」取得に成功 復旧の可能性にも言及
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/22/news127.html



月齢カレンダーから推察するに、
太陽電池パネルが西向きということは、
これから月の西側に太陽光が当たるので、
わりと早めに充電可能か否かわかるかもしれません。


着陸後の記者会見の中で
最後のほうのJST Science Portalの記者さんが
太陽電池パネルについて、
正しく必要な質問をしてくれたので助かりました。
軽量化と充電効率のバランスなど考慮し検討した結果
当初の円筒型にパネルを貼る形から、現在の形に変わったとのこと。


着陸前は正常に稼働していたようです。
データ取得後の2024年1月20日2:57、
電池を12%くらい残して電源を落としたので語弊はありますが、
”Not off. Standby. ”であってほしいですね。


遅ればせながら、Science Portalのサイトを見たら・・・
https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/clip/20240122_g01/
打ち上げから先、今現在の状況まで、
今回の流れがめちゃくちゃわかりやすい!
非常に見やすいです。
今後はこのサイトも見ようと思いました。




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”Not off. Standby. ”
2023年に公開された映画
" The Creator "(ザ・クリエイター/創造者)の台詞です。
SFとしても、アクションも、壮大で迫力も凄く、
同時にドラマ部分も非常に素晴らしい作品です。


台詞については、この発言が、この単語が、ここぞという場面で出てきて、
意味や、表現の鮮やかさと鋭さがとても繊細に扱われていて、
余韻が強く響くのです。
”Not off. Standby. ”も、
これまでの経緯と、この単語と、発せられる場面と、
この意味が他人に届くタイミングがぴったりと合っていて
観ていると内包する信頼と、愛情が伝わってくるのです。
同時に、儚さを知らされる・・・


何もかも良かった・・・強力な余韻を反芻してしまう。
好きすぎて、池袋グランドシネマサンシャインのIMAXで3回観ました。
自宅で観ると、この音響による世界観造りが満喫できないので、
観られる限り観に行ったのでした。



同じGareth Edwards監督の作品
" Rogue One: A Star Wars Story "が好きすぎて、
信頼を寄せつつ、期待していたのですが、
" The Creator "は凡人の信用・期待など大きく超えていましたよ・・・
あと、今回も、大きなものが驚異的に大きく、人間はちっぽけという
容赦のないコントラストが効いた映像が多々あり、痺れました!





更に" Rogue One: A Star Wars Story "
”Chirrut Îmwe”役でDonnie Yenを好きになり、
”葉問”(イップマン)3部作も好きになり、
”John Wick: Chapter 4”(ジョン・ウィック:コンセクエンス)
やはり大好きな本邦の誇る名優真田広之さんとの共演を満喫・・・
真田さんも素晴らしくてさぁ・・・って、
宇宙は広がるし、繋がっちゃうな!





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