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" Vinyl Junkie "になっちゃう? [■CD・DVD・書籍・ゲーム]


先日、YouTubeでゆるっと動画を観ていたのです。

中村悠一、最上嗣生の2人旅?ただゲームを買うだけのドライブです。
https://www.youtube.com/watch?v=40mR0PX_q9k



「旅?」ってなっているけれど、
行く先の違いだけではなく、移動手段や時間、寄り道、経路を変えても「旅!」だわー
楽しそうだわー
編集でまとまってる分楽しい感が凝縮しているなー
収穫内容でBGMを変えて凝っているなー
たーらーばーがーにー!

・・・と楽しく拝見しました。


同時に、音源を踏まえつつもジャケットデザインに比重がかかる
" Vinyl Junkie "が発生する瞬間を見ているのでは?
幾分心配しつつ、ニヤニヤしてしまいました。



ジャケットサイズ用に書き下ろされた作品は、
そのサイズだからこそ良い!のはよくわかります。
画集に収録されると、CDサイズになるのと同じように縮小されてしまい、
なんか違うんですよね。


身に覚えがあるだけに、あれこれ思い出してきました。



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" Vinyl Junkie "とは、
東京ならば新宿、渋谷、下北沢辺りを中心にレコード屋を見つけては
レアトラックや気に入ったデザインジャケットを探すのが習慣になっている
レコードコレクター・音楽マニア・音楽オタクを
美化したり、揶揄したり、自虐を踏まえて自称する呼称だと思っています。
いまでもクラブミュージック贔屓の人たちの間では
普通名詞として使われていると思います。



文脈や会話相手や話題のジャンルで呼び方が変わる”レコード”。
私の場合は・・・
クラシックだと「レコード」、
ロック・ポップスだと「LP」「12inch」、「EP」「7inch」、
ジャズやクラブミュージックだと「アナログ」、
ミュージシャンのリリース履歴だと「Vinyl」
・・・という感じで使い分けていました。
日常的に使うのは、
デジタル音源を収録しているCDに対する「アナログ」ですね。
メディアの規格に振り回されている感が出ているな!



無くなりそうで無くならないアナログ。
1980年代後半から1990年代初めはCDとアナログが同時にリリースされて、
お金がある人は両方購入して、
CDで聴いてアナログのジャケットを飾ったと思うので、
現在の中古市場でこの辺りの商品は、
ジャケットが日焼けしてても、
盤は一度も針を落としていないってのもありそうです。



一方で2024年の現代は、CDどころか配信販売だけなことも多いですが、
CDが出る限りCDを購入してしまい、
会社の若者と話がかみ合わないことも出てきましたね・・・
CDだと貸しやすいんですけどね。



年代関係なくクラブミュージックは
ずっとCD・アナログ両方をを出しつづけていますね。
いわゆるジャケットがない、白いスリーブケースだけのものもあったり。
フロアで流すのに低音が分厚く聴こえるので、
アナログは用途上必須なのでしょう。



”クラブ”というとパリピ大集合の箱もありましたが、
音楽マニア・音楽オタクの集まる場もあります。
好きなジャンルの世界最新の音に触れる手段、
人気のDJにはフロアで流してほしいミュージシャンから見本盤が集まり、
リリース前の作品にも触れられたのです。
ライブハウスに近いのですが、
クラブの方が聴く人の自由度が高いというか、
フロアで聴くもよし、バーで飲みつつ話しながら聴くもよし、
終電に乗せないために0時ころにライブがありましたね。



良いな!と思う知らない曲が流れると、
後からDJに聞きに行くこともできましたが、
最初か最後に流されるか、
知りたい曲の前後どちらかの作品名がわからないと
聞くに聞けないのがもどかしかったです。



一方で2024年の現代では、
インターネットで世界各地の規模の大小に関係なく
ラジオ番組を聴くことができ、
例えば贔屓のDJのGilles Petersonは
BBC Radio 6 Music(https://www.bbc.co.uk/programmes/b01fm4ss)の
放送枠を持ち、初回放送から30日間は聴けます。
原則、流れている曲のタイトルはわかるようになっていて、
うまく機能していないときは
楽曲タイトル検索用スマホアプリ「Shazam」をかませれば、
リリース後のものはかなり高い精度で見つけられ、
配信サイトにも誘導してもらえます。
至れり尽くせりなのですが、
たどり着くまでの道が険しければ予想外の作品との出会いもあったりして、
それぞれの時代や環境ごとに得られるものは違うものですね。


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私は" Vinyl Junkie "には程遠いのですが、
ある時期にアナログでしかリリースされていない音源以外、
所有していたものをCDを持っているものを中心に
人にあげたり、売ったりして減らしました。
しかし、CDでは持っているものの、
アナログ、LPサイズだからこそのジャケットデザインが好きで
どうしても欲しい1枚がありました。



アメリカのドラマ" Mission: Impossible "(スパイ大作戦)
映画化に際して主題のアレンジ音源のコンペがあったそうで、
私が贔屓にしていたDJのUnited Future Organizationも
会心の出来!の作品を引っ提げて参加したものの、
最終的に採用されたのがU2ということで・・・
ま、せっかく素晴らしい作品ができたことですし、
当時流行っていた、
”架空の映画、特にUKスパイ映画のサントラを作る”に乗っかったのが

United Future Organization『プレイボーイ大作戦』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00005FGZU
(↑ジャケット写真がわかりやすい大きさのため)


楽曲は不採用ではありましたが、
ものすごぉぉぉぉぉくカッコよいのですよ!
そしてジャケットデザインが、
COOL!と笑えるのが同居しているのが、好きすぎる!
無事、中古レコ屋で発見し、所有中です。



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アナログは傷めたくないがために
聴くのに躊躇してしまいがちです。
かなり前ですが、
赤外線でレコードの溝を読んで再生する非接触のプレイヤーの存在を知りました。
発表当時200万円くらいした気がします。



2024年の今、改めて調べてみたところ・・・

株式会社エルプk レーザーターンテーブル ハイエンド・モデル
https://laserturntable.co.jp/info/index1.html
お値段160万円!
新品の軽自動車が買える価格!
これは本格的な" Vinyl Junkie "にしか手が出せませんね!