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たまにはtweet的に。2024年3月10日 [■ 映画・配信 Film]



映画や美術展の鑑賞は1日1件が集中力と維持する体力の限界と
決めつけておりました。
映画+美術展など全く異なる鑑賞形式の組み合わせは平気でした。

とはいえ、観たいものはたくさんあり、
この状態では足りず、時間を捻出するしかありません。

映画も美術展もタイプの異なる作風であれば、2件は行けるのでは?
そもそも、観光地では当たり前にやっていることです。
実際にやってみたら、大丈夫!
ここ半年くらいはちょくちょく実行しています。


本日は
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(https://haikyu.jp/
" Dune: Part Two "(https://www.dunemovie.net/)先行上映
グランドシネマサンシャイン 池袋 IMAXで観ました。


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バレーボール経験者ゆえに
物語をないがしろにする鑑賞から始まった
https://sound.blog.ss-blog.jp/2024-02-22
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
今回3度目の鑑賞になりました。


相変わらず完成しすぎるバレーボールが主体のシーンの数々に、
気持ちが持っていかれるのには抗えないのですが、
慣れた分、すぐに物語に戻れるようにはなりました。


みんな孤爪研磨が大好きなんだね!
幼馴染の黒尾鉄朗と、
ライバルというか仲間的な日向翔陽の
面倒見の良さに泣けるわ・・・
研磨に対する理解度や距離感が素敵で感動しました。
なかなかできないよ、ああいうのは。


日向翔陽のレシーブ、
影山飛雄の指摘から察するに・・・どんだけ酷かったの?
レシーブが得意だった当方には影山の気持ちがよくわかります。


私はフローティングサーブ打ち、
コントロールの良さには自信があったので、
サーブにも注目してしまったのですが、
烏野の山口忠のジャンピングフローターで回転しないサーブって、凄いな!
回転しないサーブは私も練習してよく使っていましたが、
ジャンプサーブではなかなか難しいと思うのです。
確度の高さに努力を察してしまいました。

音駒の手白球彦アンダーハンドサーブ、素晴らしかったね!
受け手からすると厄介なんだよなぁ・・・
リズムを崩されるのです。

ただし、音駒の灰原リエーフ、
フローターサーブ打ちのくせに、ノーコンすぎでは?
意図せずにネットをこするし、
ラインアウトまで!
20点取るとか言う前にサーブを決めてくれ!
これにイラつかない猫又監督、直井コーチ、
キャプテン黒尾以下チームメイトは寛大だなぁ。

とはいえ・・・
私がバレーボールの何が好きかといえば、
陣地が分かれて、敵に接触はせず、
いかに相手のリズムを崩していくかを考えて戦う面白さでした。
周囲には味方しかいないから、
失敗しても全部自分たちのせいなんですよね・・・
寛大にというよりも、
揉める要素は”排除”するのが必須で、
どう”除外”するのか、
自分たちの考え方で調整するのか、
物理的にするのか・・・悩ましいこともありました。
音駒のチームの雰囲気から察するに、
劇場版では描かれていない
灰原の良いエピソードがありそうですね。


音駒の3年生組、黒尾、夜久衛輔、海信行は、
あらゆる分野の競う系の部活にある光景とはいえ、
インターハイに行けるくらい強い分、
練習時間など過ごした時間が多くて、
少しでも長く続けたい!気持ちは、
研磨以上だったと思うんですよね・・・
研磨の気持ちはとことん個人由来で面白いんですけどね。


試合後の正論であり事実としての、
勝ちを目指すのが大前提だけど、
勝ち負けだけでやるかどうかを決めるわけじゃないは
どんなことにでも当てはまる話でした。


デフォルメされたキャラクターのデザインに、
リアルさを伝える動きと声・呼吸をぴったり合わせるのって、
気が遠くなるような難しくて繊細な作業だと思います。
ここまでリアルに感じられる完成度・・・
詳しい本が出たら見たいですね。


原作やテレビアニメ版を観ないままの劇場版鑑賞、
それが本当にもったいないことをしているなと、
周囲のお客さんの反応で思い知らされました。
それでも十分すぎるくらい、
この作品単独でも楽しく鑑賞できる造りになっているのが、
素晴らしいし、ありがたいです。



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" Oppenhimer "の本当の予告映像が来た!
" TENET "の時もあった、
IMAXスクリーンフルサイズのあれだ!
この形で作品が観られる幸せよ・・・
泣きそうになりました・・・
ムビチケも準備完了。
2024年3月29日の公開を心待ちにします。


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" Dune: Part Two "は2024年3月15日からの公開ですが、
なぜか先行上映があるということで、迷わず観に行きました。
最高だったぁぁぁっ!!!
166分の大作、空腹のまま集中できるのか心配していましたが、
あーもーそんな些末なこと、全く支障にならず素晴らしかった!
何もかも痺れた・・・
圧倒的な砂漠と生息する生物と、
質感と大きさとスピードが最高のメカの数々と、
好きな役者しか出ていないのと、
圧倒的な音や音楽と・・・挙げたらきりがない。
公開後は絶対また観に行く!



Denis Villeneuve監督作品は、
前作の" Dune: Part One "はもちろん、
" Arrival "(メッセージ)も、
" Sicario "(ボーダーライン)も、
" Enemy "(複製された男)も大好きですが、
やはり" Blade Runner 2049 "で大好き殿堂入り。



画面に映るすべての質感が隅々まで感じられて、
臨場感、それに伴う没入感が凄いのです。
大きいものは大きい、
細かいものは細かい、
重いものは重い、
柔らかなものは柔らかなどなど
絶妙なデザインや色遣いと音で表現されるので、
体感したければ映画館で観るしかないんですよね!



そして・・・
" Dune: Part Two "のエンドロールで
楽曲タイトルに" HARKONNEN SPA MUSIC "を見つけて、
そのまんまか!と笑いそうになりました。
" Dune: Part One "にもあったあのシーンで流れたのだと思いますが
2回目以降の鑑賞で気になってしまうポイントになりそうです。



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さぁ、明日2024年3月11日は米国アカデミー賞授賞式
大本命の" Oppenhimer "の作品賞、
Christopher Nolan監督の監督賞、
主演のCillian Murphyの主演男優賞など、
WOWOWの生中継を観るために会社は休みを取った!
準備は整った!



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ついに”あの”洗礼を受ける日が・・・~『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』を観た! [■ 映画・配信 Film]



『THE FIRST SLAM DUNK』を観て盛り上がっていた時、
https://sound.blog.ss-blog.jp/2023-02-20
身近なところにいる
山王工業高校のモデルになった高校のバスケットボール部出身者(以後、Zくん)との話の中で、
「本当にあのまんまなんで、応援とか・・・
リアルだから、当時のことをいろんなことを思い出しちゃって・・・」と言う
明るくはないZくんの表情を見ながら、
その感じは想像できるなぁと思っていました。
そういうことはあり得るだろうなぁ・・・
とはいえ私は楽しめてラッキーだったな!くらいに思っていました。



そして、中学生時代バレー部だった私、
原作やテレビアニメーションは観ないまま、
IMAX上映の予告の面白さにつられるがまま、
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(https://haikyu.jp/
グランドシネマサンシャイン 池袋 IMAXに観に行きまして・・・


ごめんよZくん!
表情から読み取る力が欠けてたよ!
想像が甘かったよ!
経験がめちゃくちゃノイズになったよ!
本当にごめん!
・・・謝りたくなるくらいに、
あの時のZくんの気持ちを体得してしまいました。


バレーボールの描写が本当にあのまんまだからこそ
経験が呼び起こされてしまうんですよ!
凄いアニメーション映画でした!



始めの方で黒尾鉄朗が月島蛍に、
ブロックの時の手首から上の使い方を話すシーン
があり、
あー、顧問の先生に同じことを言われたなーが、始まり。



「オープン!」って、
一般的に聞く言葉で、普段どこで耳に入っても気にならないのに、
白熱する試合の中で出てきた瞬間、ピリついたからね!
自分が練習や試合で聞いた瞬間を一気に思い出すんだよ!
映画館にいるのに、
視点や思考と態勢が確実にオープン攻撃モードだったよ!
スクリーンを観ているのに目に入らない状態だよ!



一番すごかったのが、第3セット孤爪研磨の視点で描かれるシーン
マジでまるごとあれ、あの感じよ・・・
ネット際の緊張感と視点と思考がゾーン気味のあれ、
研磨が今どういう姿勢でいるのか、
目や体の動きなどを私は再現できる自信がある・・・くらいリアル。
呼吸が完全に重なってしまったよ。



『THE FIRST SLAM DUNK』で
三井寿(以後ミッチー)のCVを担当された笠間淳さんが
世代的にミッチーあこがれてバスケ部だったけど、
まさか自分が声を担当することがあるなんてーという話をしながら、
井上雄彦監督からあんまりNGが出なかったという話もあり、
同時に練習などの苦しいこともいっぱい思い出したという話もされてました。
バスケットボール経験者ゆえに、
呼吸がわかっているから有利であるけれど、
トラウマ的なものも呼び起こされる負荷があるから複雑です。
経験値って扱いが難しいですね。



冷静になって考えると、
あれだけ描くのどれだけ大変だったんだろうなと。
立ち姿なんかも、あぁバレーボールやってる人だなって姿勢でした。
普段なら物語を追って鑑賞し、
細かいところを観たいときは2回目以降にという順番ですが、
今回は物語を追うために、少なくとももう1回は観に行こうと思います。
もちろん、原作漫画も、テレビアニメも拝見する予定です。


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中学時代の私のポジションは前衛のセンター、
スピードとコントロールの人でした(パワーなし)。
フローターサーブ打ち、
ブロックとフェイントと、
どんなボールも拾うよ!レシーブが得意でした
(よく床に転がってたので、モップ係の人ごめんなさい)。
ローテーションでセッターのポジション(研磨のポジション)に行くのが苦手でした。
大変なんですよ、セッターって・・・・


当時のバレーボールのルールでは
リベロはいなかったし、
サーブがネットをこすると
相手コートに入ってもアウトでサーブ権は移ったし、
サーブ権がある方しか得点できなかったから、
15点先取制なのにゲーム時間がとんでもなく長くなることもあり、
背が高いチームや体力があるチーム、
安定した戦略をとるチームが有利だった時代でした。



今でも世界バレーは観ますが、
ルールが変わったおかげで、
リベロで小柄な人が参加できたり、
試合時間がコンパクトになり、
過剰にペース配分を考えなくてよくなったり、
様々な技にチャレンジしやすくなったり、
よりスピーディーなゲーム展開が多くなり、
面白くなりました。
良い時代だ。




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山繋がり?”The Revenant”(レヴェナント 蘇りし者)を思い出した [■ 映画・配信 Film]


実写版『ゴールデンカムイ』を観た感想
https://sound.blog.ss-blog.jp/2024-01-20
を書きながら思い出したのが、
”The Revenant”(レヴェナント 蘇りし者)
Tom Hardyが好きすぎる上に、
やはり大好きな
Domhnall Gleeson、Will Poulter、Paul Andersonも出演するため、
観に行きました。
ちなみに、音楽は坂本龍一さんです。
主人公父役はLeonardo DiCaprioさんです。



雪深い過酷な環境下、
クマに襲われたりもするような場所で、
先住民と地元民が混在するコミュニティで生活する父子。
外部から来た毛皮ハンターに子供を殺された父が、
逃走したハンターを追っかけて復讐を遂げる話です。


Iñárritu(イリニャトゥ)監督が全部自然光で撮影したと
こだわりと過酷さを話していました。


メイクも衣装も臭うくらいがっつり汚されていて、
先述のように自然光で撮影され、
ロードムービー的な場面も多く、
余計な音楽は無く、
必要な音楽は見事に風景に溶け込み、
雪の中を馬で進んでいく、
川の流れや馬が雪を踏んでいく音がするだけのシーンも多い、
非常に長い作品でした。
あまりに気持ちよくて、途中、寝落ちしました。


私が雪国育ちじゃないのも影響していると思いますが、
自然な雪深い自然の風景が静かすぎて
違和感的なもの=刺激のあるものが存在しなさ過ぎて、
風景に埋もれてしまう感じでした。


もちろん、再度観に行きました。
クマの襲撃と格闘やら、
数々の理不尽な事件やら、
その中で弱者を救ったり、
逆に救われたり、
混沌とした世界に残酷な因果応報が浮かび上がる作品でした。
面白かったですが、元気じゃないときは観ない方が良いです。
リアルすぎて容赦ないグロ表現や暴力表現もあります。
リアルに徹した結果、こんなことも起こるんですねぇ。
物語が要求する表現に徹して作られた作品は、面白いのです。



余談ですが、Tom Hardy(以下、トムハ)最高!
Domhnall Gleeson、Will Poulter、Paul Andersonも良かった!
第88回米国アカデミー賞で念願の主演男優賞を獲得したLeonardo DiCaprio。
登壇時、席にいたTom Hardyが指笛で送り出していたのを
WOWOWの中継で観ていて、
あぁ、トムハ好きだわ!と笑ってしまいました。
レオさんも、トムハのおかげって言ってました。
なお、監督賞も取った大作でした。



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