SSブログ

日本画の手法が沁みる~アニメ『アンデッドアンラック』エンディングアニメーションも素晴らしい [■ テレビアニメ TV Animation]

2023年の秋は
ここ数年中では割と長めだった気がするThomas-PBです。
至って健康です。


穏やかな秋に様々な作品を観られる贅沢な日々。

TV系アニメーション(TOKYO MXはAmazon Prime頼り)は

夏から続く『呪術廻戦』

原作追っかけ中、
待望の『Dr.STONE』第3期 第2クール

『新しい上司はど天然』

『め組の大吾 救国のオレンジ』

そして『アンデッドアンラック』を観ています。

他にも録画してまだ見られていないにもありますが、追々。


どの作品もそれぞれ素晴らしくて痺れるのですが、
アニメ『アンデッドアンラック』の
エンディングアニメーション
がたまらなく好きです。



細い線のたおやかさ、
個々の、全体の、すべての色味、
角度、
テンポ、
物語、
全てのバランス、
本編では一切語られていない
UNDEAD ”アンディ” の経歴の情報はもちろん、
死を希求する動機が感じられるような、
彼自身の真ん中にある要素であるような、
触れると霧散してしまいそうな、
切なさやうっすらと希望をまとった穏やかな美しさが
ゆっくりと沁みるのです。
ずっと観ていられる。
見入るうちに無音になる。
描かれている世界の音に変わる気配だけがする。

この線や雰囲気は日本画っぽいなぁと。


日本画は、
義務教育課程の日本史の文化史や国語古文で
自然と興味を持ち、
高校生の頃に伊東深水や上村松園に触れる機会があり、
直近では
『激動の時代 幕末明治の絵師たち』
@サントリー美術館

『特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」』
@東京国立博物館
など、
新旧問わず積極的に触れています。


日本画画法を現代モチーフと融合させる作品が多い
山口晃さんも大好きで、
直近では
『ジャム・セッション
石橋財団コレクション×山口晃 
ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン』
@アーティゾン美術館
も満喫しています。
今回の展示にはない『続 無残之介』、
過去の日本画と現代の映画や漫画のハイブリットの大作、
また観たい!


『アンデッドアンラック』は
本編の設定が巧妙すぎて痺れ、
スピーディーさや間やテンポなどなど
かっこよく、面白く大好きなのですが、
このエンディングアニメーションで確実にBlu-rey購入確定です。



解像度を上げるためにどなたが中心で作ったのかよく見たら、
絵コンテ・演出・作画・背景・仕上
紺野大樹さん

経歴に「成安造形大学美術領域日本画クラスの卒業生」とありました。
この作風今後も観たい!と思いました。
期待しております。





共通テーマ:アニメ