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こんなにも聴いて楽しくなる音楽や音を録音して残してくれてありがとう! [■ 音楽 Music,Sounds]


折に触れて聴きたくなる
東京スカパラダイスオーケストラの
『JUSTA MAGAZINE』付録の7inchアナログ
Side A: " In A sentimental Mood "
Side B: " Raindrops Keep Fallin' On My Head "

リマスター前のAlbum『トーキョー・ストラット』
と (https://www.sonymusic.co.jp/artist/Skapara/discography/ESCB-1706

『とんでもクライシス! オリジナルサウンドトラック』 (https://tokyoska.net/discography/detail.php?id=1007563




東京スカパラダイスオーケストラ(以下、スカパラ)関連は
大好きでCDなど音源はよく聴きこみ、
頻繁にライブに行っていた時期がありました。
ちなみにライブに来たら音楽を聴け!モッシュやダイブは滅びろ!派です。
聴いている他人の邪魔をする行為はいただけません。



昔の世間のスカパラに対する評価の一つに
「ライブはスゴイけど、CDはそこまででもない」というのがあり、
若かった私はそれを耳や目にするたびに
オマエはホントに何もわかっていないなぁぁぁっ!!!と、
結構な勢いで憤慨していたものです。

今の私ならば
「わからんもんは、わからん。無理することはないんよ~
(でもそういうことを言う人とはたぶん楽しい話にはならんだろうな)」と
ほんわか笑顔で話題を変えたり回避すると思います。



確かにスカパラのライブパフォーマンスは、
演奏はもちろん、衣装を含め、本当にかっこよくて大好きだったのですが、
同時にCDなどの音源もかっこいいからスバラシイんだろう!と、
両立しているところも大好きだったのです。



『東京スカパラダイスオーケストラ』から始まり、
1st Albumから7th Albumの『ARKESTRA』、
各種シングル、コンピレーション、
JUSTA RECORDSレーベルの各作品、
『とんでもクライシス! オリジナルサウンドトラック』辺りまでの
楽曲はもちろん、音が大好きなんです!




以降の作品では、音が変わっていきます。
もちろん、全作品それぞれの魅力があり、素晴らしいものばかりです。
こちらはこちらで大好きなのですが、
2024年の現在まで、
折に触れて何度も聴きたくなるのは、圧倒的に前者なんです。



この違いの原因は青木達之さんがいらっしゃるか否か



スカパラのドラマーとして、
各種ミュージシャンのサポートとしてもご活躍された青木さんは
1999年に急逝されました。
以降のスカパラは
ゲストドラマーとしてBLANKEY JET CITYの中村達也さんなどを経て、
Fishmansの茂木欣一さんが正式加入して現在に至ります。




ドラマーが変わり、演奏が異なる以上、
物理的に違いが出るのは至極当然ですが、
そこに加えて全体的な音質が違うんですよね・・・
順番に聴いて比べる形になってしまうと、
青木さんが作っていた音がなくなったことや、
私が好きでたまらない音は青木さんが仕立ててくれていたことに強く気づかされたのです。
同時に、この先新しく出てくることはない事実を受け止めるのは難しく、
しばらく聴くのを控えていました。



その後、私の生活全般の負荷が大きくなり、
仕事が忙しくなったり、身内が亡くなったり、
世間も円高だの、不況だの、震災だの環境悪化の影響もあり、
スカパラや音楽を含めエンタメ楽しむどころではなくなり、
ほぼすべてをリセットしました。
美術展すら行けなくなってましたね。
普通に仕事は行けるのに、
大量の残業のせいで、
休みの日はひたすら眠っているだけな感じでした。


そのうちに時間の経過や地道な努力の甲斐あって
私の生活全般も健全になっていき、
まっさらなところから、
スケジュール管理がしやすい楽しみ方に変わりました。
海外ドラマを観るようになったり、
UKはWest Endに芝居を観に行きたいと英語学習を始めたり、
多忙でも楽しめる映画館での映画鑑賞が中心になりました。
感染症対策のロックダウンを挟みながら、
これまで後回しになっていたり、
新たに興味を持ったライブや芝居にも
少しずつ行けるようになりました。



回復し始めたころから、
『JUSTA MAGAZINE』付録の7inchアナログ
" In A sentimental Mood "
" Raindrops Keep Fallin' On My Head "
が聴きたくなり、
アナログプレーヤーを引っ張り出し、
リニアPCLで落としたWAVファイルにして聴くようになり、
次いでAlbum『トーキョー・ストラット』を、
時に『とんでもクライシス! オリジナルサウンドトラック』
織り交ぜて聴いています。



相応の時間と空白を経たのが功を奏し、
以前並みかそれを超えるテンションで楽しめていて、
当時と異なる形であっても高揚感自体は変わらないというか、
自身の経験値の影響でさらなる面白味の発見がたくさんあり、
聴くたびに上機嫌になっています。




" In A sentimental Mood "
Duke Ellington作のビッグバンドJAZZナンバー
長く愛され続けている作品で、
Duke Ellington自身を含めいろんな人たちがカバーしています。

In a Sentimental Mood · Duke Ellington & John Coltrane
https://www.youtube.com/watch?v=NmkpJD8Ew9c



この作品でのスカパラの編成は、
Dr 青木達之さん、
Ba 川上つよしさん、
Per 大森はじめさん、
Pf 沖祐市さん、
Tp NARGOさん、
Tb 北原雅彦さん、
T.Sax GAMOさん、
B.Sax 谷中敦さんで、
GAMOさんのT.Saxソロとそれに沿う沖さんのPfの伴奏から始まり、
タイトで分厚い青木さんのDrと川上さんのBaに
キラッキラのシンバルとキッキレのリムショット、
大森さんのコンガが最高。
ホーンセクションも素晴らしく、
どこまでもレトロな感触のある演奏と音で、
アナログで聴きたい!聴くべき!と思わせてくれます。
何もかも良すぎて、聴いている間は至福の時間・・・



非常に前に読んだインタビューで情報が曖昧なのですが・・・
青木さんは
古いSKAのレコードを聴いているとたびたび出てくる、
シンバルやスネアの独特な高音が気になっていたそうで、
自分でも演奏で出そうとするけれど、何か違って上手くいかない。
そんな話をしていたら誰かが
「収録当時の録音機材が倍音の高音域を強調して録っちゃったっぽい」と。
演奏で出した音ではなく、
当時の技術が生み出したものであるとわかったと。
・・・これを読んだ私も新たな知見を得て、
音源が録音された時代を想像するようになりました。

この" In A sentimental Mood "も然り、
『スキャラバン』
(『東京スカパラダイスオーケストラ』に収録。初出はアナログ)のイントロ
も然り、
その辺を意識した音作りになっている気がします。



そういえば・・・この編成の" In A sentimental Mood "
スカパラでは普段はない形の特別なライブで聴いたことがありました。
演奏された全作品素晴らしくて、
ライブ後、友人たちと収まらない鳥肌をさすりながら、
「とんでもないライブだったぁぁぁl!!!」と喋り合ったなぁ!
今、急に鮮明に思い出したわ!



" Raindrops Keep Fallin' On My Head "
映画" Butch Cassidy and the Sundance Kid "
(明日に向って撃て!)の挿入歌で、
Burt Bacharach作曲、Harold David作詞、B. J. Thomasが歌う、
たぶん誰もが一度は聴いたことがある名作です。

Raindrops Keep Falling on my Head
https://www.youtube.com/watch?v=sySlY1XKlhM


大型量販店で緩く丸いアレンジのこの曲が流れたら、
「外は雨が降り出しましたよー」の合図
です。
店員さんは、包装時に防水対策を取ってくれるはずです。




スカパラ全パート総動員で全開!の
" Raindrops Keep Fallin' On My Head "
オリジナルから大きく飛躍したアレンジとテンポで、
カッコいいのに、可笑しくて仕方がない!
スカパラの屋台骨、
青木さんのDrと川上さんのBaのコンビは最高だな!
更に青木さんのドライブのかけ方が凄くて笑えます。
叩いてる様子が目に浮かびます。
それに煽られるような各パートの疾走ぶりも最高!



この2曲の音を聴いていると
高橋幸宏さんのスタイルを含んだ青木達之さんのドラム演奏の数々、
駆け引きと心憎さが含まれるライブ全体を通して構成するグルーヴ、
面白いことが好きで、
話し声が良くて、
話す内容も表現も多様で面白くて(さすが講談社出身)、
お洒落で、
無表情でスッと仕掛けてからニヤッとする
(誰かが「チェシャ猫」に例えていた)、
ホントにステキなかっこいい兄さんだったな!
・・・ってことを思い出して楽しくなるんです!



レコード盤が古いものに紛れてしまえるデザインで、
海外のレコ屋でこっそり混ぜ込みたくなります!
この辺の凝り方もステキなのです。



ここまで好きなくせに、やらかしましたわ・・・
改めてデジタルファイルを作り直したい・・・
今のWAVファイルは、曲だけなんです。
前後を雑音として切り捨てた当時の私のばかー!
ホント何にもわかっていないなー!
そうじゃなくて、そうじゃなくてー!
針を落とすところから、終わって上がるところまでが
ひとつの作品じゃないかー!!

・・・2024年内に絶対に作り直します。



ただ一つだけ非常に残念なことがあって・・・
この7inchアナログ盤は
書籍の付録で絶版なだけに現在一般に流通していない!

色々と処理が難しいんだろうな・・・
もったいないぃぃぃっ!



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リマスター前のAlbum『トーキョー・ストラット』は、
多様でいて、タイトルにある一つのテーマでリンクして、
切れ味最高の作品群です。
全ての作品に思い入れがありすぎて、
溢れて言語化しきれない!
個別にせず、流れのままに聴きたいです。
その方が爽快です。

リマスター前のものはCD EXTRAが仕込まれていて
その中でしか聴けないBGMの音源(『HEAVY ROTATION』)と、
ちょっとしたアニメーションみたいなものがあります

音源は頑張ってMDに録音し、
自動再生のアニメーションは
カットごとに絵が変わるので、
無理やり止めて手書きで模写しましたね。
今のOSでは再生できないだろうな・・・
MDとイラストの模写はどこかにあるはずですが、
仕舞った場所の記憶がない・・・
発掘したら懐かしすぎて泣いちゃうかもしれない。



この時、ジャケットに印刷されたジャンル「TOKYO SKA」
見つけた時のワクワクも一生ものです。



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『とんでもクライシス! オリジナルサウンドトラック』
Playstationのゲームのサウンドトラックで、
スカパラのサウンドと、
ゲームのシナリオ・演出・キャラクター設定などとの
「融合」なのか、「せめぎ合い」なのか、
恐ろしい濃さのサントラです。
映画やドラマのサントラの伴奏感とは明らかに異なります。
スカパラの音楽で音なのに、
普段しないことをガンガン詰め込んでいて、
面白おかしくて聴くたびに笑えるんですよね。
SEも大量に録音したという話をどこかで見ているので、
非常に大変な作業だったと思うのですが、
サントラを聴く限り、楽しそうに感じが伝わってくるのも良いのです!



スカパラ友達はみんな聴き込む人ばかりでした。
たとえばライブの客入れ中に、
何の趣向か、今まで公開されていない
スカパラの音源が流されたことがあり、
周囲は気づいていないところで、
私を含めてみんなで
「あー、スカパラが流れているー知らない曲ー今日やるのかなー」となるくらい。
普段からクレジットされる前、
先行してライブで演奏された段階で、
この曲はどのメンバーが作ったのか予想するのを楽しみとしていました




たしか『とんでもクライシス!』のテーマだけ
先に完成していて、
みんなでNARGOさんか川上さん作と予想していたのです。
実際にリリースされてみれば、
冷牟田竜之さん作!
知った時の衝撃は凄かった!
イメージになかったわー!などと、
ひどく失礼なことを言い合ってから、
高い精度でゲームの演出に正解な曲を作る冷牟田さんは凄い!と
みんなで唸ったのでした。



スカパラも登壇する制作発表を見に
友達みんなでゲームショーに行ったり、
PlayStationを購入して、
ゲームに不慣れながらも『とんでもクライシス!』をプレイしたり、
佐藤雅彦さん原案で興味を持った『I.Q FINAL』
(音楽は服部隆之さん、ナレーションはPeter Barakanと豪華!)も
購入・プレイしたり・・・思い出がいっぱいです。



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こんなにも聴いて楽しくなる音楽や音を録音して残してくれてありがとう!
2024年5月2日 Thomas-Polar-Bear







(仮)スバラシイおんがくのはなし その5 [■ 音楽 Music,Sounds]


てれってれ歩くなら、たぶん晴れた夕方。
気持ちがすっきりする感じの曲が聴きたいなぁと。


Kamasi Washington - The Rhythm Changes [Official Audio]
https://www.youtube.com/watch?v=tpF-qs3yP7Y



Album " The Epic "に収録される
フリーソウルな心地の良いテンポの作品で、
シンプルな詞の歌モノ。
Kamasi Washingtonらしい、
たくさんの楽器やコーラス音の厚みの感触と
Patrice Quinnの歌が絶妙なバランスで乗る、
贅沢な作品です。



Kamasi Washington(以下、Kamasi)が大好きなんですよ!!!
米国L.A.のJAZZ界隈で活動されている方なのですが、
Composerとしても、Playerとしても、Bandmasterとしても、
本当に素晴らしくて、
来日されるときはできる限りライブに行くようにしています。



Kamasiの録音音源はとても凝っていて、聴きごたえがあります。
本人はテナーサックスプレイヤーでもあるのですが、
多くの音を入れる作品が多いです。
録音音源の売り上げが全世界的に低くなって久しく、
COVID-19の影響でスタジオに集まれない時期があったり、
ライブ配信が盛んになっていくに連れ
レコーディングに時間やお金をかけられなくなっている昨今、
贅沢な音楽体験をさせてもらえるのは有難いです。



JAZZは録音通りに演奏されないことが多く、
特にKamasiは録音と同じ編成でステージに出のるはほぼ不可能。
編成に応じてアレンジを変えているのですが、毎回素晴らしいのです!


録音に近い編成だと、こんな感じにステージみっしり。
しかも、普段よりドラムが1人少ないので、
パーカッションが頑張っている。
Kamasi Washington - The Rhythm Changes
https://www.youtube.com/watch?v=Jqc689ewcaU


ミニマムだとこんな感じ。
こちらは普段通りダブルドラム。
Kamasiのサックスのなど、
各パートの演奏や歌の美しさが映えて良いアレンジ!
Kamasi Washington - The Rhythm Changes (Live on KEXP)
https://www.youtube.com/watch?v=5gqaZwsaqD0



日本でのライブも素晴らしいのですが、
過去に一度だけ、
たまたま旅程と重なったLondonでのライブに行ったことがあり、
それが特別な思い出になっています。
もともと欧州ならではのJAZZの世界があり、
UKではGilles PetersonなどJAZZを盛り上げる人たちが作る土壌があり、
私もその流れでKamasiを知りました。
Londonには多数のJAZZミュージシャンがいて、
Kamasiと懇意にしているプレイヤーがステージに上がり、
溢れるホームグラウンド感とリスペクトの嵐。
盛り上がり方が尋常ではなく、
" The Rhythm Changes "
もはや違う作品並みの即興演奏・歌唱で、
あぁ、絶対に再現できないやつ!と
感動もひとしおだったのでした。



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そして、昨年2023年夏に発表された
米国のアニメーション" LAZARUS "
渡辺信一郎監督
アニメーション制作MAPPA
さぁ、音楽担当を確認しなくちゃ!


『LAZARUS ラザロ』ティザートレーラー
Original Anime 『LAZARUS』Teaser Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=cL2oDgSYyHE



ん?
「カマシ・ワシントン」?
・・・Kamasi Washingtonかぁぁぁ!
カタカナ表記を見慣れていなくて頭が追いつかず、
追いついた瞬間「マジか!」と口から出る始末。
在宅時に調べて良かったわ。
さすが渡辺信一郎監督!
Kamasiを繋げてくれた方、ありがとう!
他にもお名前が出ている音楽担当も期待大!


このタイミングで調べて初めて知ったのですが、
Kamasiはアニメーションやテレビゲームがお好きらしい
今回書き下ろしたとして、
アニメーション作品として成功したら、
その先も日本制作のアニメーションやゲームにも
楽曲提供を依頼しやすくなるじゃん!
そしたらツアーの来日機会も増えるじゃん!
私はライブに行く機会が増えるじゃん!
あぁ、明るい未来しか期待できない!



『LAZARUS ラザロ』、無事に完成しますように!




【参考】
WANER BROS.のプレスリリース
https://press.wbd.com/us/media-release/adult-swim-greenlights-anime-legend-shinichiro-watanabes-new-series-lazarus







(仮)スバラシイおんがくのはなし その4 [■ 音楽 Music,Sounds]




夕方に徒歩で都内を歩くときに聴く音楽選びは、
あちこちふらふらと、すでに散策状態。


公開からもう1年経っちゃったか!の
" Guardians of the Galaxy Vol. 3 "で使用された
既存の名曲2作品。





Florence + The Machine
Dog Days Are Over (2010 Version) (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=iWOyfLBYtuU



Redbone
Come and Get Your Love (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=BA4rSO-h9Io




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Florence + The Machine
" Dog Days Are Over "


イントロのハープのピッチカートからの歌い出し

Happiness hit her like a train on a track

ここでもう心掴まれちゃう!
歌詞の展開と競い合っていくような演奏が良くて、
Florence Welchの歌唱力が存分に活かされた
ロック魂溢れる作品です。

BBC Radio6 Musicを聞いていると耳にすることがあるのですが、
本国UKでは超有名な作品で、
Glastonbury Festival(UKの有名な音楽フェス)に
出演している映像を見ると、
観客全員歌えるし、手拍子できてましたね。
ステージングも素晴らしく、ライブで観たくなります。

James Gunn監督も2024年4月27日に
該当シーンの自ら踊る様子をポストしてました!
https://www.instagram.com/p/C6PE22GvFtQ/?e=d74ef5b4-99c3-4d14-b761-340b58b15200&g=5


Pom Klementieff演じるMantisが旅立ち、
Knowhereに残る
Dave Bautista演じるDrax、
Karen Gillan演じるNebulaと、
新たなGardiansになる
Bradley CooperCVで演じるRocket、
Vin DieselがCVで演じるGrootが躍りまくのが良い!
それを穏やかな表情で眺める
Will Poulter演じるAdam Warlockがまた良かった・・・
物語にピッタリと合った楽曲で、
泣けるのですが、笑顔になれるシーンに仕上がったのは、
この音楽作品の力が大きいと思います。







Redbone
" Come and Get Your Love "

" Guardians of the Galaxy "
真っ先に流れるというか、
Chris Pratt演じる"Star-Lord" Peter Quillが
常に携帯しているウォークマンで聴く
母の形見のテープに含まれている作品です。

" Avengers: Endgame "では
絶妙な良いところで殴られて止まってました。

" Guardians of the Galaxy Vol. 3 "では、
新生Guardiansがやっぱりこの曲でしょう!と
物語の最後に流れます。


自然とリズムに乗ってしまう気持ちいいFunkの名曲。
Peterでなくてもあんな風に乗ってしまいそうになるので
気を付けないとね!



" Guardians of the Galaxy "の3部作と、
スピンオフ作品は大好きな群像劇です。
既存の音楽作品の選曲も使い方も抜群に素晴らしくて、
James Gunn監督を大好きになったきっかけの作品です。



音楽の力は大きくて、
既存の楽曲ならばなおさら、
使用法を間違えると物語を台無しにしてしまいます。
ハードルが上がるというか、
大ぶろしきを広げちゃった割に
内容が物語や演出の規模に達していないぞ!と失望させるのです。
好きな音楽作品が雑な使われ方をすると
怒りがわくこともあります。



James Gunn監督はその辺りを弁えて、
Peterが音楽好き、
それはお母さんから贈られたものだから、
または、結果的に育ての親に当たる
Michael Rooker演じるYonduから贈られたものだから。
その両方とも贈り主が亡くなっていると設定したり、
人が音楽を聴きたくなる場面で流すなど、
聴く動機を見せているのが凄いなぁと。
無理がないんですよね。