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『呪術廻戦』TVシリーズ第2期の放送を待ちわびて・・・!!!~「懐玉 -参- 」を観たら~ [■ テレビアニメ TV Animation]

2023年の夏も気温32度に涼しさを感じるThomasPBです!


部屋は涼しくし、温かい緑茶・中国茶・紅茶を飲み、
夏野菜をもりもり食べ、
外食は勢いのある中華、タイ、南インド料理を食べるなど、
暑さに適応できる環境づくりが功を奏しているようです!
今日もご飯がおいしい!
そして、『呪術廻戦』TVシリーズ第2期の放送が毎週待ち遠しい!
TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

動画でも、単行本でも、いっきに通して観たいのですが、
本当に久しぶりに毎週楽しみ!を味わっている1作品です。
(『進撃の巨人』や、『平家物語』(完結済み)、『鬼滅の刃』などもそうでした)



たまたまAmazonプライムで
『呪術廻戦』TVシリーズ第1期を観てみたら・・・
面白すぎて一気観してしまうほど。



それから半年後、
2021年12月末には『劇場版 呪術廻戦 0』のIMAX版を
グランドシネマサンシャイン池袋で3回観てしまうほど。



贔屓の英国俳優の出演時に登録したSpotify、
音楽のサブスクは利用しないために放置していたものの、
数年ぶりにログインして『じゅじゅとーく』を聴いていたり、
『劇場版 呪術廻戦 0』のプロモーションの
オールナイトニッポンGOLDを聴いてしまうほど。




アニメが先行しがちでも、
0から1にした芥見下々先生が原点、
もちろん原作も読む!ので、
単行本は最新23巻まで購入済、
プラス『週刊少年JUMP』を2023年5月から買い溜めしてます!

TV版の「懐玉・玉折」を観たら、その部分まで原作を読み進めています。
TV版の「渋谷事変」を待つ間に原作を最新刊まで一気に読み、
完全原作リアルタイム体制に入ろう!と計画するほど。



TVシリーズ第1期の「無量空処」、
術式順転「蒼」・術式反転「赫」からの「虚式「茈」」で
はっきりと見せられた五条悟の「六眼」を観て、
あぁぁぁぁっ!Blu-ray購入決定っ!してしまうほど。

本当に、五条先生のあの眼の表現は即決の価値があります。



『呪術廻戦』が大好きです!


すべて、すべて良いのですが、
原作もアニメも、
脚本、登場人物、絵柄、緩急、
テンポ、間合い、動き、声の演技、音楽などなど、
総合的に良くてね・・・中毒性があります。


群像劇贔屓なので登場人物は全員好きですが、
『呪術廻戦』TVシリーズ第1期と
『劇場版 呪術廻戦 0』を観た時点では、
特に・・・
”五条先生”こと五条悟、
”ナナミン”こと七海建人、
釘崎野薔薇、
東堂葵、
”乙骨先輩”こと乙骨憂太、
”りかちゃん”こと祈本里香
・・・がお気に入りです。


同時に、
主人公の虎杖悠仁と両面宿儺の存在感、
都立呪術高専2年生たちや京都校の面々の在りよう、
『劇場版 呪術廻戦 0』で
五条と夏油傑との会話で予感させる関係性、
物語の中で明記されない箇所に自然と思いを巡らせてしまう、
間接的な描かれ方にも痺れます。



「懐玉・玉折」PV第2弾
夏油傑の真っ暗なモノローグ、
五条悟の「あぁ、そうか・・・そうだな・・・そうかもなぁぁぁっ!」

テンションの高低差や勢いに
これ、良いよね、良いじゃん、良いじゃないかぁぁぁっ!と
絶対的な名作の確信を持って痺れ震えておりました。
ちなみに、Spotifyの『じゅじゅとーくニキ』で
五条役の中村悠一さんが、
”予告用で録音したものではなく、本編から切り出している”
ような話をされていて、
あぁ、物語にガッツリ乗っているからこその説得力か!と
感動しました。



そんな風にハイテンションで
『呪術廻戦』TVシリーズ第2期の放送を毎週楽しんでいるのです。



そして、2023年7月20日深夜、
TBSで第3話「懐玉 -参- 」を観たら、
圧倒されすぎて、うまく整理ができないまま、
高揚のエネルギーが全く逆方向に行く感じで、
エンディングテーマ曲、 崎山蒼志さんの『燈』が繰り返し響き続けています。




今の私のメンタルは、
”伏黒父”伏黒甚爾に背中からトスっと刺され、
特級呪具「天逆鉾」でザクザク刻まれて転がっている五条悟、
まさにあの体ですよ・・・
まさか五条悟を体感する瞬間がくるとはね・・・
当方は反転術式を使えない「猿」なので、為す術なしです。
涙もうめき声も出ない、感情が全部止まっているようだわ・・・
家入さん、助けてください・・・



第1話・2話はリアタイテレビ鑑賞。
第1話の夏油傑の真っ暗なモノローグがあっても、
『劇場版 呪術廻戦 0』を踏まえれば、
五条と夏油の道が分かれてしまう原因の物語であろうと予測し、
人相が悪くなる前の、正論を言いすぎて逆に危うさを感じる夏油傑が
どうして、どうやって、『劇場版 呪術廻戦 0』の思想に至るのか、
過程を見る楽しみさえありました。



放送翌日はAmazon Prime Videoで観直したり、
Spotifyで『じゅじゅとーくニキ』を聴いたり。
崎山蒼志さんの『燈』の
歌いだしの歌詞、メロディー、曲調、歌声から、
そこはかとないけど強い不安を感じつつ、
不穏な空気に揺さぶられ、
湧き上がるのを抑えられない暗い予感がありますが、
繰り返し響き続けるのは
キタニタツヤさんの『青のすみか』
だったんです。



でも、第3話「懐玉 - 参 - 」の後は何もできません。
世界が塗り替わってしまった、
反転した感じでもあります。
打ちのめされるのとはまた違う、新しい感覚です。
意識的に捉えることを避けようとしている気がします。
見つめなおしたり、分析するのが憚られます。



とりあえず、心を落ち着けようと、
初回生産限定版Blu-ray
『呪術廻戦 懐玉・玉折 1』『同 2』を予約完了

でも、治まらないこの感じ。
来週の第4話を観るまで何もできないかもしれないし、
「懐玉・玉折編」を観終わってもこのままの気もするし・・・
どうなるのか予想できません。
第3話「懐玉 -参- 」の2回目の鑑賞で

感情が一気に流れ出る予感はします。
そこでカタルシスを感じられると思うのですが、
もう少し時間を置きたいなぁと。
体感としては異なってはいるのですが、
余韻を嚙み締めているようなものなのかもしれません。



こういった体験を含め
『呪術廻戦』は本当に素晴らしい!
楽しむ感覚は作品ごとに違うのだなぁと、
改めて考えています。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【おまけや補足】

「懐玉 -参- 」を観る前に書き始めたこの記事、
まさか、鑑賞後にこんな感覚になるとは思わなかったので、
仕上げる前に記事の焦点が変わってしまいました。
しかたがない、それほどの衝撃だったのです。
なかなかの体験で、大切にしたいのです。



で、特に好きな登場人物についてあれこれ書いた部分を
おまけに移動しました。



★ ”五条先生”こと五条悟

最強ゆえの諸々の言動が痛快。
ただ、外野の想像以上に
色々感じているし、考えているし、柔軟さを感じます。
生徒にバカ呼ばわりされても全く関知しない、
フランクでフェアに感じるようで、
それは絶対強者ゆえ可能なふるまいでもあります。

『劇場版 呪術廻戦 0』での、
夏油傑と関わる箇所、
夏油を思い出しているところも含めて、
声色というか、間というか、なんかいいんですよね。

五条の目的は、呪術界の変革であることを踏まえると、
夏油との関係こそが動機。
執着なのかもしれない。
物語は、虎杖くんが宿儺の器になることで
始まっているように見えますが、
五条はそれを自分の目的に利用できると算段するくらい、
強い動機なんだろうと。
・・・って、これで28歳は老成しすぎでは?!

虎杖くんを”ナナミン”に預けるような
適材適所の判断の速さと的確さにも感服します。

こういう人や物事に巻き込まれる面倒くささと、
同時に面白さってあるなぁ。
ただし、良い結果に落ち着いたときに限りますが。

中村悠一さんが合っていて、好きに拍車をかけています。
ほんと、すごいよなぁ・・・


★ ”ナナミン”こと七海建人

まっとうな社会人経験者なら、共感必至な感じ。
当方は共感しかない。
同じようなことを言ったり考えたりしてます。

五条に対する
「信用信頼はしているけれど、尊敬はしていません」は
納得しかない。

「小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」、
ほんとそれですよ。

ええ、「労働はクソ」ですよ。

時間外労働はしたくないというより、
時間内に収めてこそプロでしょう。
ダラダラしたがる人、それが上流にいるから
「労働はクソ」にブーストがかかるんです。

でも、こういうタイプの人と仕事をすると、
効率的に進むし、
効果的な意見の交換はできるし、
建設的な行動がとれるし、
馴れ合いはないし、
ストレスがなくて最高なんですよ!
労働はクソだけど、
希望を感じてしまうこともあるから
続けられてしまうんだよなって思います。
各地に散らばっている”ナナミン”系の方々、
いつか出会えますように!

そして、中の人は津田健次郎さんだ!
マルチな才能でこの声、たまらんす。
当方、WOWOW契約者なので、
映画紹介の番組を復活希望です。



★ 釘崎野薔薇

すでに自分を知っている、
足るを知るという感じがとても好きです。
でも、固くなすぎないところがまた良いのです。
伏黒くんは迷いがある感じなので、
虎杖くんを挟んで対照的になっているのもいい!

壊相と血塗との戦いで、
虎杖くんと共に黒閃を決めるシーンは鳥肌が立ち、
こぶしを握ってしまうくらいかっこよかった!
あの音楽とシンクロさせるのもねー痺れました。

虎杖くんに「私も共犯ね」と言うくだり、
たまらなく好きです。
禪院真希を尊敬しているところも、いい!



★ 東堂葵

野薔薇と同じく、
すでに自分を知っている、足るを知るという感じが
良いんだよねぇ。

五条同様、外野の想像以上に
色々感じているし、考えているけれど、
妄想癖が過ぎるのも、それはそれで面白いぞ!と。

なにはなくとも、高田ちゃん!

木村昴さんがはまりすぎの安心感。


★ ”乙骨先輩”こと乙骨憂太
★ ”りかちゃん”こと祈本里香


純愛であり、呪いであり、人間の業の一つであり、
考えさせられることもありました。
緒方恵美さん、花澤香菜さんが凄すぎた・・・
映画は3回とも号泣しました。



声優の方々に詳しくはないのですが、
演技力がすばらしい!
積極的なプロモーション活動がすばらしい!ので、
今後はもっと注目していこうと思いました。
皆さんラジオのおしゃべりが面白くてねぇ、すごいです。
関智一さんや 諏訪部順一さん、中村悠一さん、
山谷祥生さん、島﨑信長さん、岩田光央さん、千葉繁さん、
花澤香菜さん、津田健次郎さんなどなど
あぁ、こういう話が聞きたかったなぁと思うことばかりです。




共通テーマ:アニメ

原作漫画から始まりたい!けど~劇場版『THE FIRST SLAM DUNK』と劇場版『BLUE GIANT』は最高です! [■ テレビアニメ TV Animation]

2022年12月から、2023年2月も終わろうとしている現在に至るまで
劇場版アニメーションをリピート鑑賞しております、ThomasPBです。

まずは、『THE FIRST SLAM DUNK』
https://slamdunk-movie.jp/

原作の絵柄と話のテンポが好きで、
週刊少年ジャンプ連載中にリアルタイムで読み、
リアルタイムで単行本全31巻を購入し
(弟も所有していたため、後に知り合いに差し上げ)、
テレビ版アニメーションは観たことがないまま
(人気があったり、主題歌がヒットしたりは知っています)、
今なぜ、でもやるなら観るのか迷っていました。
日ごろから観る可能性がある作品の販促情報は避けていましたが、
不穏な感じやテレビ版に思い入れのある方の
不満げなツイートが流れてきたので
(後に、なぜ不満が生じたのか知って納得しました。
販促情報のタイミングは慎重にしてほしいです)、
辛うじて目を逸らしたものの、躊躇したのです。



しかし、劇場で観た予告が良かったのです。
あの絵柄がそのまま動いていたり、
主題歌らしき曲が良かったり、期待できました。
そして、リアタイ読者、テレビ版に特には思い入れがないという似た立場の方が
「観たほうがいい!」と感想を述べているのをTwitterのタイムラインで拝見し、
敢えて復習せずに素でIMAX@池袋グランドシネマサンシャインに行きました。


何もかも素晴らしくて、素晴らしくて、鳥肌三昧。
目が潤むにとどまらず、泣きましたわ!
手に汗を握りまくり、息を吞み、端から端まで良かったのです!
もちろんリピーターになりましたよ!


原作の主人公”桜木花道”が勝手に呼び名をつけていくのが
凄く面白くて好きだったので、
その呼び名を使っていきます。


まさかの”りょーちん”(宮城リョータ)がメインの話だったとは!
あの、原作登場当初、目つき悪すぎの”りょーちん”、
幼いころは相応にかわいかった!
父と面倒見の良い兄ちゃんとの死別を経ていたとは。
鉛筆で描かれる
”りょーちん”から始まり、
”みっちー”(三井寿)、
”ゴリ”(赤木剛憲)、
”ルカワ”(流川楓)、
”花道”(桜木花道)と、
”りょーちん”が出会う順に
湘北高校バスケ部メンバーが描かれていくところに、
ゴッリゴリにカッコイイギターにチバユウスケさんの声が!
痺れて全身鳥肌でした!
あぁぁぁ掴みが完璧ですよ!
対戦相手は山王工業高校!!!



バスケットボールのシーンはもちろん、
合間に入るリョータの回想シーンや、
宮城家の兄ちゃん、母さんや妹のシーン、
絶妙なバランスで、素晴らしかったです。
各所で涙が止まらんかったです。
母さん、リョータも妹も頑張ってるよねぇ。
”りょーちん”って”花道”と馴染むのが早かったり、
度量が広いというか柔軟な性格の印象があったのですが、
兄ちゃんの影響を受けていたのね。
2回目鑑賞以降は、
毎度冒頭の兄弟の幼いころのシーンで目が潤みます。



静止していたシーンですが、
幼いリョータが兄ちゃんの遺品のバスケットボールの雑誌を見ながら、
プレイするシーンを想像するところ、
あの絵柄の躍動感が印象的で好きです。
山王戦で、まさに同じ抜き方をするシーンが出てきて泣けました。


沢北くんの神社のエピソード、
こういうエピソードの折り込みが好きすぎて、痺れました。


本編の締めが”りょーちん”の線画!!!
それがいい!
エンディングテーマ10-FEET『第ゼロ感』も素晴らしい!
オープニングテーマThe Birthday『LOVE ROCKETS』も、全部良い!


あまりに絶妙な匙加減の数々で完成しているので
エンドロール中も痺れも鳥肌も増えていきましたが、
とどめは、

「原作・脚本・監督 井上雄彦」

井上先生が全部担当されている!
そりゃそうですよね、そうですよねー!
この素晴らしさはそういうことですよねー!
これを知ってたら、迷いはなかったな!
情報を制限しすぎてちょいちょいこういうことがあるけど、
間違いなく、過去最大の無知による驚きでした。




原作を読み直さずに来ちゃったけど、
一気にいろいろ思い出しました!
映画には出てこないことも含め、思い出したことを少々。

「ゴリラダンク」の重量感と迫力を観られて最高だ!

安西先生のたぷたぷを動画で観られて最高だ!

”りょーちん”は”アヤちゃん”(彩子)が好きなのを
”花道”に見抜かれて仲良くなったんだよな~

”ルカワ”は”花道”の扱いがうまい。すごくうまい。

各世代や分野ごとに”みっちー”と呼ばれる著名人がいるけど、
私の中で”みっちー”は三井寿だな。

水戸洋平くん、高宮(望)くん、
大楠(雄二)くん、野間(忠一郎)くんが良いやつなんだよなぁ。

”花道”も”みっちー”も荒んではいたが、
両方とも、友達が彼ら思いなんだよなぁ。
二人とも根が優しい。
少年ジャンプ的とも言える。

”花道”のシュート合宿、バスケ部の勉強合宿があったなぁ。
”ゴリ”も”アヤちゃん”も、春子も勉強ができる子。

”メガネくん”(木暮公延)と”メガネ”(翔陽高校の花形)。

”メガネくん”のアップをIMAXの超デカスクリーンで観られて感無量。

私は湘北高校を除いたら、
”センドー”(陵南高校の仙道彰)が好きです!
映画では回想シーンで一瞬だけど出たね!

全キャラクターの声がぴったりでしたが、
”花道”の声の木村昴さん、特に好きでした。
言い方というか、間合いや呼吸がそのまんま。
後で原作を読み直したとき、
ちょいちょい木村昴さんの”花道”になりました。


あぁ、もう、溢れてきりがない。


こういう作品は成功してもらいたい!
実績が次につながることくらい、私も知っています。
とはいえ、キャラクターグッズには食指が伸びづらいゆえ、
パンフを買いました!
ムック本『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』も買いました!
The BirthdayマキシシングルCD『月夜の残響 ep.』も買いました!
10‐FEETアルバムCD『コリンズ』も買いましたよ!
手放した単行本、扉絵か、カラーページかで完全版と迷いましたが、
扉絵を選択し、新装再編版全20巻セット買いなおしましたよ!



おまけは三井の寿、「みいのことぶき」純米吟醸 +14大辛口
https://miinokotobuki.com/products/
会社の若者と『THE FIRST SLAM DUNK』の話で盛り上がっているとき、
Thomasさん、これ知ってます?って
”みっちー”背番号のラベル入りボトルの写真を見せられ、
おぉぉぅ、私は日本酒大好きですよ、何何何これ!?と
興味津々の私に、井上先生と酒造との関係を含め親切に教えてくれました。

速攻取り寄せ、いただきまして、非常に好みの端麗辛口、すっかりファンです。


興行収入100億円突破、おめでとうございます!
IMAXでの上映は終わっていますが、
継続上映中のDolby Atmosで観ます!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もうひと作品、絶賛リピート中!なのは、
『BLUE GIANT』
https://bluegiant-movie.jp


前から原作漫画を読みたくて読みたくて、
でも時間が作れなくて、
劇場版アニメーションの公開が始まってしまいました。
もう、リーチ順で行く!
観に行くぞ!と
TOHOシネマズのDolby Atmosで鑑賞しました。


相変わらず情報を摂取せずに行き、
人物の中の人が凄い! 演奏も中の人が凄い!!!!
劇伴というか、オリジナル作品が凄い!



オリジナル曲の数々は上原ひろみさん!
そりゃあ、すばらしいですよ!


もちろん、
速攻でパンフレット、
原作10巻(『BLUE GIANT SUPREME』以降は追って)、
オリジナル・サウンドトラック
を購入しました。
SHM-CDのフォーマットです。
アナログも気になるのですが、どうしましょうねぇ。


映画は始終素晴らしすぎて、
涙が止まらなくなる、がっつり目が腫れました。
音の力、音楽の力、すごい。
リピーターでございます。



音楽以外の手段だけで音楽を表現する場合、
漫画の『のだめカンタービレ』や、
同じく漫画の『坂道のアポロン』のように、
クラシックやスタンダードナンバーを演奏するのがメインの設定なら
音楽部分を補完しやすいです。



『BLUE GIANT』のように、
音を出すところから始まり、
オリジナル楽曲を演奏する設定だと、
補完が難しい場面があります。
私はJAZZも好きで、日常的に聞いています。
コロナ前なら、
Kamasi Washingtonや
Ezra Collectiveのライブに行ったりします。
世界観が演奏者個人に依る音楽形態だけに、
アニメーションで音や音楽とともに形になると、
とてもありがたいのです。
たとえ想像していたのと異なっても、
JAZZってそういうもので、それが面白いと思っています。




私自身が会社で若者をカバーをする立場にいるだけに、
ジャズバーTakeTwoのアキコさん、
SO BLUEの平さん、
宮本大くんのサックスの先生と思われる方、

この方々の、若者への大人としての視点や態度や振る舞いに、
共感もありますが、学ぶところも多かったです。
みなさん人格者過ぎて、なかなかあのようにはなれません。



”大”も、”雪祈”も、”玉田”もみんないい子で、
この三人だから!のバランスがとてもよかったです。



”玉田”くん、
元高校県内ベスト8のサッカー部員、
おそらくW大学と思われる学校に一般入試で合格、
整理整頓された部屋、
台所もきれい、洗濯物もきれいに干す、
おそらく規則正しく生活できるから通学している、
サッカーサークルでのふるまいや引き際の見極め、
”大”の居候を許容する、
加えて、テンポを崩すことなく空き缶を叩ける、です。
ド素人から始まるけれども、
この子はどんな分野でも自力で頑張って伸びる子では?と
期待できる要素が満載でしたね。
成長を見ていると言った観客の気持ち、
平さんが好感が持てると評した気持ちが凄くわかります。
なぜ”大”がわざわざ厳しい評価を口にしないのか、も。
”雪祈”が期待していないと思いながら見守っているのか、も。



あらためて『BLUE GIANT』の原作を読んでから、
映画館に行こうと思います。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ここ暫くずぅぅぅっと漫画を読む時間がとれていません。
『宇宙兄弟』『三月のライオン』
単行本で並走できているくらいです。

以前から気になっていた作品がアニメーションになる!と、
原作に先行してアニメーションに触れることになります。
接触するハードルが、アニメーションのほうが低いのです。
完全に個人的な環境の都合です。
仕事で散々資料を読んで、更に「読む」作業がしんどいのと、
買うなら紙版のため、ものを増やすのを躊躇するのと、
各種配信サービスの充実でリーチしやすさの差が原因です。

この状態、不本意ではありますが、
時間と体力が確保しにくい立場では納得するしかありません。
リーチした順で楽しむしかない!
アニメーションを楽しめたのなら、単行本を購入する、
『ゴールデンカムイ』、『鬼滅の刃』、
『呪術廻戦』、『はたらく細胞』など、
現在はこの順番が多いです。


でーもーなー、
これだとアニメ化していない作品に触れられない。
宜しくない、宜しくないのですよ!
近所の書店に並ぶ単行本の数々、漫画を読みたい。
2023年は漫画をたくさん読めるよう、
意識的に改善していこうと思います。






共通テーマ:映画

1週間って長い・・・と思ったら、もう最終回かっ!~アニメ『坂道のアポロン』・アニメ『つり球』~ [■ テレビアニメ TV Animation]



ひとり暮らしならではだと思うのですが、
TVをつけっぱなしで雑務をこなすのが癖になっています。
あまり画面を見ていない、音で情報を得ることが多いです。
耳に入ると眉間にしわが寄るような不快になる音の渦の中、
不意に

 良い声、口調の役者さんだなぁ
 すてきな音楽だなぁ
 この音、何が起こった!?

など
テレビから流れる音に反応して画面を見てしまいます。
作品の形態やジャンルは全く気にせず、
耳障りで騒々しい番組よりも、
心地いい音や音楽的な番組を選ぶ傾向にあります。





2012年4月以降、
先述の生活形態ゆえに偶然知ったアニメ作品を堪能しております。
それは、

 アニメ『坂道のアポロン』

 アニメ『つり球』

です。
両作品とも素敵で、
深夜放送をリアルタイムに鑑賞!テンションあがりまくりです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


はじまりは、
アニメ『坂道のアポロン』でした。

偶然、初回放送を先述のように傍らで鳴り出す良い感じのBGM!
見ていたらJAZZがテーマになっとる!と動揺しきり。
雑務なんか放置、真剣に観てしまいました。

キャラクターやら、人間関係やら、全体的な絵柄や色、音楽、
何もかも素晴らしくて、バランス抜群で、どストライク!
鳥肌立ちまくりで震えが来ました。

ちょっと調べたら、

・秀逸な原作がある

・大大大好きな『COWBOY BEBUP』の
 渡辺信一郎監督と菅野よう子さんの音楽のコンビ!

という事実発覚と同時に発狂状態。
どストライクの原因を噛みしめました。


タイトルバックとその歌
YUKIさんの『坂道のメロディ』
(作詞:YUKIさん、作曲・編曲:菅野よう子さん)の
しなやかな強さと清々しさには、
日常雑務・雑念から一気に切り離され、
本編に集中することができました。


エンドロールの秦基博さんの『アルタイル』
(作詞:秦基博さん、作曲・編曲:菅野よう子さん)は、
喜び多め、悔しさ多め、哀しみ多めなど
本編鑑賞後、それぞれの回ごとに心に宿る多彩な興奮や感情を
包みこんだり、溶け込ませたり・・・器の大きな作品です。
夕暮れ、黄昏の風景や夕凪を思わせる”マジックアワー”。
じんわりとした感触に、さらに感動を覚えています。


本編ですが、毎回見応えがありすぎ。

まずは、JAZZ。
BGMはもとより、
演奏シーン、
特に即興演奏がアニメーションになっているのは衝撃でした。
生演奏を見ているのと同じかそれ以上のインパクトで、
アニメ技術の知識がなくとも、
とんでもないことが起こっているのを感じました。

JAZZが大好きではありますが、
すべて網羅し体系づいた知識は持っておりませんので、
ピンポイントで「好き!」と叫ぶたちですが・・・
Bill Evansが大好き!なだけに
フィーチャーされまくりで堪らん!
のであります。
大学生のころに買ったCDが
中の音質的にも、盤面的にも古びたなぁという頃に出た
リマスタリング×高音質CD版で買いなおした位に好きです。
2010年に袋井で観た
南博さんと菊地成孔さんのライブでの
『Blue in Green』素晴らしかった・・・
鍵盤入りJAZZはどれも素晴らしく、
それは大概、作者・演奏者にCLASSICの素地があるのも原因だと思います
(CLASSICも好きです。JAZZの影響を受けた
 ラヴェル、ドビュッシー、サティも大好きです)。
それに伴い、幼いころより、体感的にぐっとくる
三拍子(一拍子)の作品が多い傾向にあるため、
外せない!のであります。

毎回、次回どうなるのか知りたくなり、
何度も原作購入を考え、
いや、購入はアニメ終了を待ってから!と
葛藤の繰り返し。
そんな日々も次回の最終回で終わり。
寂しい気がします。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


『坂道のアポロン』初回放送の余韻に浸っている時に、
流れてきたのが『つり球』でした。

華やかな色彩の昔話が愛らしく、
転出のあいさつをする主人公”ユキ”のテンパる描写が独特で面白く、
フジファブリック『徒然モノクローム』と共に
風景の美しい描写と配色、
華やかな色彩の場面もポップに清々しく展開していく様子が
とても楽しそうだったので見入ってしまいました。

が、物語はSFで謎が多く???・・・と「?」いっぱい。
それでも観ていて心地が良く集中力が途切れず、
ほのぼのBGMにのる展開を満喫。
そのBGMは栗コーダーカルテット!!!
ですよね、こんな素敵なアレンジと演奏はそうですよね!と
納得いたしました。

エンドロールはスピッツの名曲『空を飛べるはず』の
ほのぼのカバー。
”さよならポニーテール”名義、
これがまた良い味でアニメーション共々ほっとします。

とはいえ、ほのぼのだけではなく、
回を重ね、徐々に「次はどうなるの~?」と、
7、8話辺りから手に汗握りだし、
『坂道のアポロン』同様、
1週間が長い!と待ち遠しくなりました。

主人公の”ユキ”、
宇宙人の”ハル”、
同じクラスの”夏樹”、
調査員の”アキラ”それぞれ成長や距離感が素晴らしいのですが、
祖母の”ケイト”の含蓄ある一言や、
ネタ要員としても機能しつつ説得力抜群の船長”歩”の言動、
”夏樹”の父”保”の息子との距離感や言動に
癒されました。
案外、DUCKの上司も最終回でくるかも。
つまり、見守る立場の言動が加わると涙が~という感じなんです。

何年も前に行ったきりの江ノ島情報や、
疑似餌使用の釣りの知識なども面白かったです。

ちなみに、オリジナル作品だそうで、
放送前に、次回分を先行放送するイベントでは
「まだ出来上がっていない」との話が出るくらい、
ギリギリの製作体制だったり、
DVD化用の修正がガッツリはいるとも聞いています。
11話の海はとんでもない迫力。
日本のアニメーション、すごい。
製作現場が潤う構造になりますよう祈るばかり。

最終回が楽しみです!というか、
万策尽きて、どうなるんだぁぁぁ・・・と
気になって仕方が無い!



『つり球』は『宇宙兄弟』と同じA-1 Pictures製作だそうで、
twitterを見ると、
2作品のコラボレーション落書きが見られ、面白いです。



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